日産自動車/リーフ(取材車両のグレードはB7 G/599万9400円)

 日産の電気自動車(以下、BEV)「リーフ」が3代目にチェンジしました。BEVの新基準となる1台になりそうなので、BEVが大好きというアイドルグループ「純情のアフィリア」のゆみちぃこと寺坂ユミさんに試乗してもらいました。


補助金活用で実質300万円台から! 気になる価格設定

 まずはお値段から。今回のリーフはバッテリー容量78kWh(一充電走行距離702km)の「B7」と、バッテリー容量を55kWh(一充電走行距離521km)と小型化してお求めやすい価格とした「B5」の2種類(内外装の違いはほぼありません)。価格は最上位グレードにして、今回試乗する「B7 G」が599万9400円、最もリーズナブルなモデル「B5 X」が473万8800円となります。


 「やっぱりお高いんですね」と寺坂さん。ですが、2026年1~3月の国から補助金として129万円が支給されるとのこと(4月から変更される可能性があります)。新車購入時の実質負担金額はB7 Gで470万9400円、B5 Xに至っては344万8800円になります。自治体によっては、さらなる補助金が期待できます。


補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度
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ファストバックSUV風にチェンジしたスマートな外観

 そんな3代目リーフは、ハッチバックスタイルからファストバックSUVのようなスタイルにチェンジ。ボディーサイズは全長4360×全幅1810×全高1550mm(プロパイロット2.0非装着車)、ホイールベース2690mmと、先代より120mm短く、20mm広く、15mm低く、ホイールベースは10mm短縮と小型化。見た目より実はコンパクトなクルマに仕上げられています。


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 寺坂さん的に気に入ったのが、リアコンビネーションランプ。世界初という3Dホログラム表示に、トキメキを覚えた様子。さらによく見ると漢数字の「二」と、ローマ数字の「III」で、日産というオシャレっぷり。この二IIIロゴは、車両のほかの部分にも隠されていたりします。ぜひ現車で見つけてください。


頼もしい積載量と待望のAC100V電源を搭載

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 荷物がどれだけ乗るかが大事、と力説する寺坂さん。ということで、荷室をチェックしました。容積はコンパクトカーよりは広めの390L(プロパイロット2.0搭載車)で、後席を立てた状態でゴルフバッグが2個収納できると謳いますし、実際そうなのでしょうけれど「ホントに入るんですかね?」と寺坂さんは疑いの目を向けます。


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 そんな疑いの瞳の目じりを下げたのが、運転席側についているAC100Vアウトレット。電力容量1500Wありますので、ドライヤーや電熱調理器を使っても平気です。今までのリーフにはなかったので、ついに付けてきたか! とうれしくなります。


広々とした後席空間と日産初の調光グラスルーフ

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 続けて後席をチェックしましょう。後席のドアノブはCピラーに隠れています。おそらく空気抵抗低減を目的としているのでしょう。ちなみに、先代よりも空気抵抗が少ないとのこと。


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 前作よりも小さくなったということで、後席は狭いのかと思いきや、これが広くて驚き。というのも、モーター類の小型化により、小さなボディーサイズを実現したのだとか。快適な居住空間に満足の寺坂さんですが、さらに「これスゴイ」と思わず声をあげたのが天井のグラスルーフ。これまた日産車としては初となる、ボタン1つで曇りガラスになる調光パノラミックガラスルーフなのです。


 「それって夏場、めっちゃ熱くなるヤツじゃん」と筆者。すると、寺坂さんをひと目見ようと近くにいた日産自動車の社員から「遮熱機能付きですので、夏でも熱くなりません!」とのこと。これは夏場に試してみたいですね。


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 後席のアメニティをチェックしましょう。エアコン送風口のほかシートヒーター、USB Type-Cの充電ポートに加えて、AC100V端子まで用意! これは実に便利です。筆者的にはUSB Type-C端子が上側にあるのが◎。下だと案外使いづらいんです。


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 もちろん床面はフルフラットですので、右席から左席といった移動もラクラクです。「電気自動車の良さって、こういう部分もありますよね」と寺坂さん。


シンプルで使い勝手の良い運転席まわり

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 続いて運転席へ。ドアノブは電動格納式。ハンドルによっては爪が引っかかったりするのですが、リーフは飛び出す面積が大きい様子。よって寺坂さんのネイルも無事でした。これは女性に喜ばれる仕様かも。


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 運転席で気づくのは、センタコンソールがほとんどないこと。つまり運転席から助手席への移動がほかのクルマに比べるとラクだったりします。


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 室内はシンプルでクリーンな印象。「綺麗でいいですね」と寺坂さんも好印象を抱いたようです。水平基調デザインゆえ、広い室内がさらに広く感じます。


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 ステアリングは2スポーク。日産車で2スポークハンドルの車両は、ちょっと記憶にありません。ステアリングリモコンは左手側に運転支援系を配置。これは最近の日産車で見かける手法です。


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 インフォテインメントはGoogle insideで、音声入力の認識率は高いです。エアコンまわりは押しボタン式。最近のクルマは、なんでもタッチディスプレーでコントロールしようとしますが、エアコンはボタン式の方が使い勝手が良いです。


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 センターコンソールが小さくなったのは、シフトモードセレクターをボタン式にしたところが大きいでしょう。日産自動車のいうワンペダル動作「e-Pedal」、自動車庫入れ機能のプロパイロット・パーキング、軽自動車の「ルークス」で採用して好評のカメラボタンと、日産車らしさを強く感じさせます。


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 パワートレインはB7グレードが最高出力218ps/最大トルク36.2kg・m、B5グレードが最高出力174ps/最大トルク35.2kg・m。駆動方式は前輪駆動のみです。先日、雪道の箱根を通ったという寺坂さんは「四駆はないのですか?」と、少し不安そう。これに関しては後ほど。


いざ首都高へ! プロパイロット2.0と極上の乗り心地を体感

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 今回は日産グローバル本社ギャラリーを起点に、首都高速に乗って大黒ふ頭パーキングエリアを通り、再び日産グローバル本社ギャラリーへと戻るコース。スマホに日産自動車謹製アプリを入れて登録すると、手元からルート設定ができます。これが実に便利!


 e-Pedal動作は慣れないということで、通常のアクセル操作モードにして試乗開始。視界が広くてイイですね、というのが第一印象。もちろん、静かで滑らかな走りにニッコリです。「電気自動車っていいですね」と、横浜みなとみらいの道を走ります。


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 首都高に入って、プロパイロット2.0(日産の先進運転支援システム)スイッチを起動。ハンドルマークが青になったら、ハンズオフ運転ができるようになります。「手を離してもいいんですか?」と寺坂さんはおっかなびっくり手を離してみます。「おおぉぉ、こわっ」と慣れないとこわいですよね。でも慣れたら戻れないんですよ、プロパイロット2.0は。


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 リーフは世界各国で販売する車両ですが、日本仕様車は専用のサスペンションセッティングにしているとのこと。それゆえ「乗り心地がめっちゃいいですね」と感心。道路のつなぎ目などの衝撃もすぐに収束します。床面に重量物であるバッテリーを配置した低重心設計と相まって、高速道路が実に快適なのです。


蓄積されたノウハウが生み出す「BEVの新基準」

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 大黒パーキングエリアに到着。なんとリモコンキーで駐車ができたりするようです。でも時間がないので、今回はやりません。機会があれば、試してみたいと思います。


 選手交代して筆者が運転。e-Pedalや通常のアクセル操作などを色々試して感じるのは、モーターやブレーキの制御技術のうまさです。生理的に気持ちのよい動きで、しかも滑らか。寺坂さんを見に来たと思われる日産社員の話によると、「1万分の1秒単位でトルク管理をしている」のだそうで、それゆえ雪道でも2輪駆動で全然平気なのだとか。


 ホントに平気かどうかはわかりませんが、右足が喜ぶ気持ちよさであるのは確か。発進、停止の滑らかさ、中間加速の気持ちよさは、他社の電気自動車とは比較にならないほど。


補助金で実質344万円から!? 3代目「日産リーフ」は広さも走りも別格の完成度

 「大きさも室内もデザインもイイですね。めっちゃ楽しくて、気に入りました」と寺坂さん。その証拠に、試乗後SNSで気に入った自動車取材の時にのみ行なう「納車しました」と投稿。1万件のインプレッションと、ファンからの羨望を集めたのでした。




 リーフは2010年の登場以来、シリーズ累計で70万台以上を販売し、280億kmを超える走行距離を獲得しているのだとか。そこで得たデータとノウハウは、他社にはないもの。


 長年電気自動車を作り続けている日産だからこそ到達した境地であり、電気自動車の購入を検討しているなら、一度試乗すべきクルマです。明らかに走りが違います。これからの電気自動車のベンチマーク(基準)となる1台と言えるでしょう。


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寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

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 1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近は自動車にも興味を抱く。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、当連載で、お気に入りの1台を探す予定。


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