お正月、新年会と食べ過ぎ、飲み過ぎが続いていませんか?
楽しく過ごした翌日は、すばやく頭と胃袋をリセットモードに切り替えることが大切。そこで飲み会翌日に意識するポイントを伝授します!
暴飲暴食をリセットする方法
新年会で食べ過ぎてしまっても、一週間以内に調整すれば、体重の増加を予防することはできます。
怖いのは、暴飲暴食パターンから抜け出せなくなったり、投げやりになったりしてダイエットに気を配らなくなること。
ポイント1. 体重計に乗り、鏡で全身を映すべし!
体重計や鏡でまずは実態の把握から開始!もし体重が増えていたり、ぽっこりおなかやむくみが気になったりしたら、3日を目安に元にもどす目標を立てましょう。
とくに外食は味の濃い料理が多いため、塩分の摂りすぎからむくみの原因になります。顔や手足がむくんでいないか、よく確認してみてくださいね。
ちなみに、体重測定とBodyチェックは、食べ過ぎた翌日だけでなく、できれば毎日してほしいこと。カラダの現状を知るうえでとても大切なので、意識してみましょう!
ポイント2. 水分を多く摂るべし!
アルコールを分解するときに、肝臓では大量の水分を必要とします。さらにアルコールの利尿効果により、たくさんお酒を飲んだ後は、体内の水分が不足しがち。
水分が不足すると脂肪の代謝効率が悪くなるだけでなく、老廃物をため込んで肌荒れや便秘になったり、乾燥から目元口元のしわを招きやすくなります。そうならないためにも、お水やお茶をしっかり飲むようにしましょう!※ただし、糖分が多いスポーツドリンクやジュースはNGです。
二日酔いの場合、体内に残った毒素を排出するためにたくさん水を飲むと、回復を早めることができますよ。
ポイント3. 夕食はいつもの半分のカロリーにするべし!
食べ過ぎた翌日は「夕食」に的を絞って、食事を減らすようにしてみましょう。
方法は「全体的に量を減らす」「おかずだけ食べてご飯は食べないようにする」など、ご自分のやりやすい方法でOK!いつもの半分のエネルギー量になるように心がけましょう!
この際、守ってもらいたいポイントは2つあります。
《その1》野菜類・きのこ類・こんにゃく類・海藻類をとり入れる
とり過ぎたエネルギーを代謝するために、ビタミン・ミネラルは欠かせません。
野菜類・きのこ類・こんにゃく・海藻類は低カロリーであり、ビタミン・ミネラルが豊富です。おまけに、カサ増し効果が期待できるだけでなく、余分な脂肪の吸収をおさえ、腸を掃除してくれる食物繊維もたっぷりです♪
《その2》軽く食べたらすぐ寝る
「食べてすぐ寝ると太る」と言われますが、実は起きていても、眠っていても、消化吸収の速度は変わりません。
飲み会の翌日から3日間ほど、これらのポイントを意識していれば、体重はすぐに元に戻ります。普段の生活で無理なく上手にコントロールしましょう!
【執筆者】衞藤 敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。