過酷な石畳のレース、パリ~ルーベで圧倒的な戦果を挙げてきた、キャニオンの象徴的レースバイク「エアロード CFR」。マチュー・ファンデルプールとヤスペル・フィリプセンは「エアロード CFR」を使用して、2023, 2024と2年連続でパリ~ルーベで1位と2位を独占する結果を残しました。


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これを記念してキャニオンは、パリ~ルーベの荒れた石畳がフレームに与える振動や衝撃をテンソル(多次元データの集合体)として表現した特別なアートワークを施した「エアロード CFR テンソルエディション」を4月10日(木)に限定発売。ファンデルプールは今週末、この特別仕様のエアロード CFRを駆り、3連覇を目指します。


キャニオン公式ストア「エアロード CFR テンソルエディション」 : https://www.canyon.com/ja-jp/


石畳に鍛えられたエアロード

キャニオンのフラッグシップエアロレースバイク「エアロード CFR」は、歴代モデルの15年にわたる開発の中で、世界で最も過酷なワンデーレースであるパリ~ルーベと深く関わってきました。2024年にデビューした最新の第4世代では、マチュー・ファンデルプールの要望に応じて、石畳での快適性を高めるためのワイドなタイヤクリアランス、強化されたフロントフォーク、汚れの侵入を防いで耐久性を高める密閉型ヘッドセットなどが採用されています。
キャニオンのCFRエンジニアリングチームは、毎年パリ~ルーベを訪れ、レース前後のフレームを精査し、その知見を次世代のバイク改良に直接活用してきました。


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キャニオンのデザインエンジニア、ルーカス・ビアのコメント
「パリ~ルーベはロードバイクにとって最高の試験場です。滑らかな舗装路ではバイクに大きな負荷はかかりませんが、石畳のような荒れた路面では、強い衝撃が断続的にフレームに伝わります。これにより、レース中にヘッドセットやクランプ部などが緩む可能性があるため、安全を担保する設計が必要となります。そのためこのような過酷な条件に耐えられるバイクなら、他のどんな状況でも、確実に耐えられるでしょう」


ルーカスと彼のチームは、レースのみならずラボにおいても特別な振動試験台を使用して石畳の衝撃を再現し、シミュレーションを通じてフレームのどの部分に最もストレスがかかるかを分析してきました。これにより、カーボンレイアップを通じて必要な部分を強化しています。さらに、悪天候でドロドロになった2021年のパリ~ルーベの経験から、密閉型ヘッドセットやカーボンの摩耗を防ぐチタン製ベアリングシートなど、最悪の天候条件にも耐えうる新しいフロントフォークを開発しました。これは、「一切の妥協を許さない」キャニオンの開発哲学を象徴するエピソードです。


「テンソル」というネーミングの由来

この特別仕様のエアロード CFRは、キャニオンが行った厳格なテストの証をフレームデザインに反映しています。


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「テンソル(多次元データの集合体)」という名称は、振動・衝撃が与えるストレスの進行を測定するシミュレーションプロットテストに由来し、フレームの塗装における濃い色は、より大きな衝撃が加わる部分を示しています。


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キャニオンのシミュレーションエンジニア、フィリップ・オッペルマンのコメント
「新しいフレームを設計する際、カーボンファイバーを適切な方向に配置するためには、荷重がどこから来てどこへ向かうのかを理解することが重要です。テンソルプロットシミュレーションは、フレームの各部分が圧縮されているのか、引張されているのかを矢印で示し、この理解を助けてくれるのです」
また、「エアロードCFRはエアロロードバイクでありながら、可能な限り軽量であることも求められます。そこで、シミュレーションのテンソルプロットを活用してカーボンレイアップを最適化し、テストをクリアするだけでなく、剛性と強度の目標を維持しつつ、重量を削減する効率的な設計を実現しました」とも語っています。


キャニオン ファクトリー レーシング:バイク開発の頂点

キャニオンのエアロードCFRに対する細部へのこだわりと、パリ~ルーベをはじめとしたレースでの試験と実験に対する愚直なまでの姿勢は、キャニオン ファクトリー レーシング(CFR)の哲学を反映しています。「CFR」とは、ただ単にキャニオンのハイエンドモデルに冠する称号に留まらず、キャニオンの先進的な開発プログラムであり、ライドパフォーマンスを次世代、ネクストレベルへと押し上げるための絶え間ない追求の哲学なのです。


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キャニオンは、綿密なドイツのエンジニアリングと妥協なきイノベーションの姿勢を融合させ、CFRバイクを開発しています。これにより、舗装路、石畳、伝統的なベロドロームのバンク、さらにはロードとトレイルの中間として発見されたグラベルなど、あらゆる環境で世界最高峰のレースに勝利できるバイクを開発しています。
ルーカス・ビアのコメント
「CFRとは、プロ選手がレースで勝つために可能な限り最高の製品を開発するというマインドセットです。そのためには、決して現状に満足せず、常に改善の余地を見出すことが必要です。新たな試験装置を開発したり、実際に石畳で自らバイクをテストしたり、こういった事柄を私たち自身の手と脚を使って取り組むことが重要なのです」


マチュー・ファンデルプールがパリ~ルーべ2025で使用

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「エアロード CFR テンソルエディション」は、マチュー・ファンデルプールが2025年のパリ~ルーベで使用するそのものとなるバイクです(チェーンリング歯数、コクピットTバー角度等は異なります)。

マチューの走りに注目し、共に応援しましょう!


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4月10日(木)発売「エアロード CFR テンソルエディション」の仕様

この特別仕様のバイクは、4月10日(木)よりキャニオン公式ストアで限定販売され、ファンの皆様もマチューと同じ仕様のバイクを手に入れることができます。このモデルは、シマノの最新Dura-Ace Di2 12速グループセットとパワーメーター、カーボンホイールを搭載し、今季よりアルペシン・ドゥクーニンクチームが選択したピレリタイヤを装備します。


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フレーム: Aeroad CFR R108​
コンポーネント: シマノ Dura-Ace 2x12速 Di2​
ブレーキ: シマノ Dura-Ace 油圧ディスクブレーキ​
クランクセット: シマノ Dura-Ace 52/36​
パワーメーター: シマノ Dura-Ace​
カセット: シマノ Dura-Ace 11-30​
ホイール: シマノ Dura-Ace C50 R9270​
タイヤ: ピレリ P-Zero Race TLR RS チームエディション​
コックピット: CP0048 プロデカール​
シートポスト: キャニオン SP0077 プロデカール​
サドル: セライタリア Flite Boost SF カルボニオ MVDP​
価格: 1,559,000円(消費税込み、送料別)
​4月10日(木)より、「エアロード CFR テンソルエディション」はキャニオン公式ストアおよびキャニオンアプリで限定販売されます。これらのプラットフォームでは、バイクのサービス情報、互換性のあるスペアパーツ、分解図などもご確認いただけます。


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