「猫の問題は、人の問題でしかない。」という視点から、ノラ猫・保護猫を中心とする猫に関する困りごとを解決するサービスを展開しているねこから目線株式会社(代表取締役:小池 英梨子、本社:大阪市都島区)は、2025年7月29日より受付開始となった京都市の「多頭飼育崩壊防止のための避妊・去勢手術事業」において、事業実施の支援企業に選定されました。

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ねこから目線。


京都市では、「京都市動物愛護行動計画」の重点課題に「多頭飼育崩壊問題」を位置付けています。そして、その根底には、飼い主の生活困窮や社会的孤立の問題があることから、動物愛護と社会福祉の関係部署が連携し、予防や早期の探知に重点を置いた取組を進めています。今年度よりあらたな取組として、生活困窮等により多頭飼育崩壊の発生又はそのおそれのある飼い主に対して、飼い犬・猫の避妊・去勢手術を無償で支援する「多頭飼育崩壊防止のための避妊・去勢手術事業」が開始されることとなりました。

当社「ねこから目線。」は、地域のノラ猫や家庭内で接触できない猫、多頭飼育崩壊した世帯の猫など、毎年年間1,000匹以上の猫を捕獲してきました。その実績や、多頭飼育崩壊問題とその周辺にある厚生・福祉上の課題への理解が評価され、このたび京都市より事業実施のパートナーとして選定いただきました。
「ねこから目線。」は「ノラ猫・保護猫専門のお手伝い屋さん」ですが「猫の問題は、人の問題でしかない。」という視点から猫と人の問題を解決する目的で設立された企業です。本件への参加は「猫の問題は、人の問題でしかない。」という当社の社会課題解決アプローチを実践するうえでも非常に価値あるものと考えています。


【京都市ご担当部署コメント】
先日、「多頭飼育崩壊防止のための避妊・去勢手術事業」がスタートいたしました。
関係部署と調整を重ね、ようやくこの日を迎えることができました。
多頭飼育崩壊は、動物福祉のみならず、地域の生活環境にも影響を及ぼす、根深く複合的な社会課題です。その根本的な解決は容易なことではありませんが、本事業は、不必要な繁殖を抑制することで問題の深刻化を防ぎ、この長期的な課題解決に向けた重要な一歩になると位置づけております。
社会福祉関係機関をはじめとする多様な機関との連携をさらに密にし、粘り強く事業を進め、一頭でも多くの動物が適切な環境で暮らせるよう、そして市民の皆様が安心して生活できるよう、「人と動物が共生できるうるおいのある豊かな社会」の実現に向けた取組を一層推進してまいります。



【ねこから目線。 代表取締役:小池 英梨子コメント】
多頭飼育崩壊はまさに「猫の問題は、人の問題でしかない。」という社会課題です。私たちも数多くの多頭飼育崩壊の現場に関わる中で、各地の行政のみなさんが部署を越えて連携しながら、状況の改善に尽力される様子を目にしてきました。多頭飼育崩壊という社会課題の難しさは、飼い主さんが抱える問題が多岐にわたり、生活福祉、高齢者福祉、動物愛護、子供支援、住宅課…など関係部局が多く複雑化しがちなことがあげられます。そのような行政としても難しい課題の解決に向けて、当社の理念と経験をご評価いただき事業実施のパートナーとして選んでいただけたことに深く感謝しています。京都市で一匹でも多くの猫、一つでも多くの家族がより幸せに暮らせるよう、がんばります!

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ねこから目線。の歩み

【ねこから目線株式会社とは】
「ねこから目線。」は猫の殺処分ゼロを目指し、2018年に設立された「ノラ猫・保護猫専門のお手伝い屋さん」です。「猫の問題は、人の問題でしかない。」という視点から猫の問題を解決する目的で、対人援助学を学んでいた小池 英梨子により設立されました。以来、猫にメリットがあると考えられることであれば、なんでもお手伝いしてきました。2021年に株式会社化し、猫の課題解決のために必要だと説明できるサービスに特化し、事業展開しています。

保護猫活動がすべてボランティア任せにならず、きちんとした社会システムの中で機能する社会企業となることで、「猫の殺処分ゼロ達成と、その維持基盤になる」ことを目指し日々活動しています。


【会社概要】
商号 : ねこから目線株式会社
代表者 : 代表取締役 小池 英梨子
所在地 : 大阪府大阪市都島区都島本通3-26-29
設立 : 2018年8月
事業内容: 猫と人に関わる社会課題の解決
URL : https://nekokaramesen.com/
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