エディエステクノロジー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:石畠 幸夫)は、自社が開発・提供するクラウド型パーツカタログ公開サービス「aftama」において、これまでの「メーカーと販売店」間のパーツカタログ連携と部品発注・出荷機能に加え、新たに「販売店とサービス店」間のクラウド発注機能を実装し、2025年9月1日より提供開始します。

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本機能追加により、部品供給のラストワンマイルである「販売店とサービス店」間のアナログ業務がデジタル化され、FAX・電話・紙伝票に依存した属人的な運用を脱却。
業務の効率化、発注ミスの防止、対応スピードの向上を通じて、アフターサービス全体の生産性と顧客満足度の向上に貢献します。


■背景と進化の軌跡
アフターサービス分野では、継続的なメンテナンスや部品供給を軸としたストック型ビジネスモデルが主流であり、特にパーツカタログからの正確な部品特定と迅速な供給が重要です。
当社は、パーツカタログと発注機能の進化を以下の3段階で牽引してきました:

<Stage 1>
年代:2000年
特徴:印刷物やPDFによる提供、コスト削減重視

<Stage 2>
年代:2010年
特徴:展開図と部品表がWeb上で動的に連携、情報鮮度向上

<Stage 3>
年代:2015年
特徴:メーカーと販売店間のオンライン発注・出荷通知を実現

そして今、Stage 4 とも呼べる新たなフェーズとして、販売店とサービス店間の発注業務をクラウドでつなぐ初の試みにより、アフターサービスDXは次のステージへと進みます。


■新機能の特長
●発注から納品までをクラウドで一元管理
サービス店はWeb上で販売店へ直接発注。販売店側ではリアルタイムで受注確認と出荷指示が行え、やり取りの即時化と業務の可視化が可能になります。

●属人性排除と業務の平準化
FAXや電話といった非効率な手段に依存せず、誰でも扱える直感的な操作性で、人的ミスの削減と新人教育の負担軽減を実現します。

●発注履歴・在庫情報の共有
サービス店は過去の発注履歴や販売店の在庫情報を参照可能となり、ジャストインタイム調達や在庫最適化にも貢献します。


■今後の展望
今後は、保証管理システムや作業記録との連携、さらには外部の販売・在庫管理システムとのAPI連携による機能拡張を計画。
アフターサービス全体を包括的に支えるプラットフォームとして、さらなる発展を目指します。


■会社概要
会社名 : エディエステクノロジー株式会社
代表者 : 代表取締役 石畠 幸夫
所在地 : 東京都中央区新川1-3-21 Bizsmart茅場町
問い合わせ: https://ads-techno.co.jp/contact
製品情報 : https://ads-techno.co.jp/aftama#aftama


■FAQ
想定される質疑応答を準備しましたので、次頁をご参照ください。

■Q1. 他社と何が違うのでしょうか?」
A1. 当社のクラウドサービス“aftama”では、単なる部品検索やカタログ表示にとどまらず、“メーカー → 販売店 → サービス店”までを一気通貫で発注連携できる機能を提供しています。
これまで、販売店とサービス店の間での部品発注は電話・FAX・手書き伝票などが主流で、明確なクラウド基盤での管理は存在しませんでした。

当社調べでは、メーカー系列のクラウドで、線形的な発注系統を完成させたのは先駆けの例となります。

■Q2. 「この新機能で、現場のどんな工数が減るのですか?定量的に表せますか?」
A2. 例えば、
電話発注 → 1件あたり平均5分
FAX確認・再確認・誤送信対応など → 1日平均30分
紙帳票作成・保管 → 月平均3時間

これらをクラウドに置き換えることで、
1拠点あたり月10時間以上の業務削減が期待できます。

国内にサービス店が約400か所あると想定した場合:
月間削減時間:10時間 × 400拠点 = 4,000時間/月
年間換算 :4,000時間 × 12ヶ月 = 48,000時間/年
これは、フルタイム人員約25名分の作業時間に相当します(年間1人あたり1,920時間換算)。
また、ミス削減・履歴検索時間の短縮も加味すれば、全体業務の15~20%の効率化につながります。

■Q3. 「aftama導入済みでない企業でも、この機能だけ使えますか?」
A3. 現在の設計では、aftamaのカタログベースと連携した状態で本機能を提供していますので、単体提供は致しかねます。

■Q4. 「販売店とサービス店、双方のシステムにインストールや特別な環境構築は必要ですか?」
A4. aftamaはクラウドベースのサービスのため、ブラウザとインターネット接続環境さえあればすぐにご利用いただけます。
特別な端末、アプリのインストール、社内ネットワークの構築は不要です。

■Q5. 「在庫連携はリアルタイムですか?販売店ごとの状況を反映できますか?」
A5. 現在は販売店側で在庫情報をクラウドに手動または自動反映することで、サービス店が確認できる仕様となっています。
将来的には基幹システム(ERP)や在庫システムとAPI連携を行い、リアルタイム連携にも対応可能です。

■Q6. 「この仕組みは他業界(自動車・医療機器・精密機械など)にも使えますか?」
A6. はい、本機能は製品に部品とアフターサービスが紐づく業界であればどの業界にも横展開可能です。
既に、自動車整備・建機整備・農機具・工作機械などでの適用を想定しています。

■Q7. 「価格体系は?サービス店が利用するには課金されますか?」
A7. aftamaは販売店またはメーカーを契約主体としたB2B提供モデルです。

サービス店側には直接費用が発生しない設計としています。

■Q8. 「現場のITリテラシーが低くても使えるのですか?」
A8. 本機能は、スマートフォンやタブレットでも操作可能な画面設計となっており、「品番入力」「部品選択」「発注送信」などは3クリック以内で完了します。
初期操作マニュアルやリモートサポートも提供しており、ITが苦手な現場でもすぐに運用開始可能です。
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