株式会社とば屋酢店(福井県小浜市、代表取締役:中野 貴之)は、江戸時代から続く酢づくりの副産物「酢の粕(すのかす/酢もろみ)」を、2025年8月27日(水)より、とば屋酢店公式オンラインショップ・本店・直営店にて新発売いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_1.jpg
とば屋酢店の「酢の粕」

これまで活用されることの少なかった「酢の粕」は、にごり酢の“にごり”そのもの。
市場にほとんど出回らない稀少な発酵食品を「食べるお酢」として現代の食卓に届けます。


■酢の粕 ― 未活用資源を“食べるお酢”へ
とば屋酢店(1710年創業)の伝統の酢造りでは、原料の蒸米や麹をまるごと仕込み、壺でじっくり発酵させるため、豊富な搾りかす「酢の粕」が生まれます。

多くの酢蔵では液体のみを発酵させるため、搾りかすはほとんど生じません。そのため「酢の粕」は市場にほとんど出回らず、“知られざる発酵食品”と呼ぶにふさわしい存在です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_2.jpg
蒸し米ごと仕込む伝統製法

とば屋が守り続ける製法は、江戸時代に赤酢(粕酢)が開発される以前から続く、伝統に根ざしたもの。米や麹をまるごと仕込むからこそ、白くなめらかな酢の粕が生まれます。この製法を守り続ける蔵は、現代ではごくわずかです。

さらに、伝統製法が生む副産物を活かすことは、資源循環やフードロス削減にもつながります。未活用資源を新しい食文化につなげ、持続可能な社会に貢献してまいります。


■ペースト&パウチで広がる、発酵のある暮らし

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_3.jpg
スパウトパウチ入り ペースト状の酢

酢の粕は、液体の食酢では難しい「塗る・のせる」ができるペースト状の発酵調味料です。蕎麦の薬味に、小鯛やサバに塗れば即席の酢〆に、パンに塗ればサンドイッチのアクセントに。これまでにない酢の楽しみ方を、手軽に味わえます。


画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_6.jpg
蕎麦に添える薬味として
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_4.jpg
パンに塗るスプレッドに

また、軽くてこぼれにくいパウチ入りなので、弁当や外食時の料理に添えたり、旅行やキャンプのお供にも便利です。液体では持ち出しにくい海外旅行や出張にも携帯でき、日常から旅先まで、“発酵のある暮らし”を広げます。


■酢の粕で、酢酸菌を身近に

画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/519474/LL_img_519474_5.jpg
酢酸菌がつくるちりめん膜

酢酸菌は、近年「発酵食品の新しい価値」として注目されています。研究では、酢酸菌の菌体成分であるLPS(リポ多糖)が自然免疫のバランスを整える可能性が示唆されています。

酢の粕には、とば屋酢店の蔵に300年以上住み続けてきた蔵付酢酸菌の“菌体そのもの”が含まれています。米・米麹由来の栄養素とあわせ、健康意識の高い食生活を支える発酵食品です。

発売に先立ち、業務利用を想定した飲食店や料理人の方々に試食いただき、プロの視点からも高い評価をいただいています。パンに塗る、料理に添えるなど、日常の食卓で手軽に酢酸菌の恵みを取り入れる機会を広げ、健やかな食生活に貢献してまいります。

※本品は加熱殺菌処理を行っています。酢酸菌は死滅していますが、LPSなどの菌体成分は残存しています。


【商品概要】
商品名 : とば屋酢店「酢の粕」
内容量 : 120g
販売価格 : 税込756円
発売日 : 2025年8月27日(水)
販売場所 : とば屋酢店 公式オンラインショップ、本店・直営店
公式サイト: https://www.tobaya.com/

【会社概要】
会社名 :株式会社とば屋酢店
所在地 :福井県小浜市東市場34号6-2
創業 :宝永7年(1710年)
代表者 :代表取締役 中野 貴之
事業内容:食酢・調味酢・甘酒等の製造販売
編集部おすすめ