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株式会社チームマリ(所在地:茨城県つくば市赤塚609-61、代表:井形とも)は、全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦中の女子高生レーサー藤原雫花選手(17歳)の残り2戦の参戦資金を募るクラウドファンディングを2025年8月2日より実施し、第一目標である90万円を5日間で達成しました。現在は、10月の鈴鹿最終戦参戦に向けた次の目標額210万円を目指して支援を募っています。
<若手女性レーサーの挑戦と二輪モータースポーツの現状>
全日本ロードレース選手権は国内のトップレーサーが集まる最高峰の舞台です。近年、若者の二輪競技人口が減少傾向にある中、この大会に今年、高校2年生の藤原雫花選手が昇格。5月の菅生大会と6月の筑波大会ではいずれもポイントを獲得し、15位以内に入る健闘を見せてました。
しかし、全日本レベルの参戦には高額な費用がかかり、当初の予想を大きく上回る出費となったことから、残る8月のもてぎ大会と10月の鈴鹿最終戦への参戦が困難な状況に陥りました。これまでは両親が費用を負担してきましたが、今回その一部をクラウドファンディングで募ることとなりました。
10代、しかも女性という、モータースポーツ界に現れた将来性のある貴重な人材に、「レーサーとして伸び盛りでもあるこの時期に、成長の機会を逃してほしくない」と井形とも監督は語ります。
<クラウドファンディングの進捗と今後の目標>
8月2日に開始したクラウドファンディングは、わずか5日間で第一目標の90万円を達成。これにより8月23日~24日に開催された全日本ロードレース選手権もてぎ大会への参戦が叶いました。決勝レースで1周目に他車に巻き込まれて転倒という残念な結果となってしまいましたが、練習から予選までは、ライディングはもちろん、マシンセットアップの理解力の成長も見られました。
現在は次のステップとして、10月25日~26日に開催される最終戦の鈴鹿大会への参戦に必要な追加120万円を含む、総額210万円を目指しています。8月28日現在、166万円の支援が集まり、97名の支援者から応援を受けています。
支援金は主に車両メンテナンス費用、メカニック費用、マシンの消耗品代、遠征費(移動宿泊費)として活用されます。
<若手女性レーサーの活躍がもたらす影響>
藤原選手は3歳からバイクに乗り始め、子供用ポケバイから徐々にステップアップ。14歳で日本唯一の元世界グランプリ女性レーサーの井形とも監督と出会い、本格的なレース活動をスタートさせました。
井形監督は「若さ、将来性、伸びしろ。外から見るとワクワクするような材料しかない彼女ですが、レーサーとして駆け上がっていくには多くの支援が必要です」と語ります。
日本のモータースポーツ界では、かつて10人以上の日本人が世界GPに参戦するなど注目度が高かった時代がありましたが、現在は競技人口の減少が課題となっています。そんな中、17歳の女子高生レーサーの挑戦は、二輪レース界に新しい風を吹き込む可能性を秘めています。
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「ロードレースの魅力を広め、いつかは世界で活躍できるアスリートレーサーになりたい」と藤原選手は目標を語ります。昨年にはタイで開催されるFIMアジア国別対抗女性選手権にも参戦し、今年も日本代表として出場が決まりました。
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<クラウドファンディング概要>
プロジェクト名:女子高生レーサー藤原雫花の挑戦!全日本への参戦継続を支えてください
期間:2025年8月2日~9月30日
目標金額:第一目標 90万円(達成済み)、最終目標 210万円
現在の支援総額:166万円(8月28日時点)
支援者数:97名(8月28日時点)
URL:https://readyfor.jp/projects/shizuka
株式会社チームマリ 会社概要
企業名:株式会社チームマリ
住所:茨城県つくば市赤塚609-61
代表者名:井形とも
事業内容:レーシングチーム運営、一般女性ライダー向け安全運転講習会実施
設立:1988年(Team MARIとして)
特徴:年間200名以上の一般女性ライダーへの安全運転講習会を展開しながら、若手女性レーサーの育成も行っている