宝ホールディングス株式会社(社長:木村 睦)は、2025年9月15日に会社創立100周年を迎えるにあたり、「宝グループ 長期Vision 2050」(以下、長期Vision 2050)を策定しました。
 「長期Vision 2050」は、宝グループの“ありたい姿”を「人々に豊かな食生活と健やかな人生を届け、バイオテクノロジーによる新たな価値創造で、世界中に笑顔を広げ続けている宝グループ」とし、事業領域や売上高などを具体的に表現したものです。

環境変化の激しい時代のなかで、新たなチャレンジをしていく「羅針盤」となるのが、「長期Vision 2050」です。
 「長期Vision 2050」では、バイオテクノロジーをコアコンピタンスに据え、「酒類・日本食材」と「ライフサイエンス産業支援」という既存事業領域の拡大を図ります。加えて、バイオテクノロジーを駆使して新たな領域で価値を創出し、食料不足や環境問題などの社会課題の解決にも貢献してまいります。そして、これらを実現するために、社内外とのつながりを深め、グループ社員一人ひとりが個性や能力を発揮し、イノベーションがうまれるような組織風土の醸成も進めてまいります。
 既存領域での伸長に加え、食と健康を越えた新しい領域での価値創造や事業創出にも挑戦し、2050年度(2051年3月期)に連結売上高で1兆円以上を目指します。(図1)
 宝グループは、これからもグループ社員一人ひとりがトライ&エラーを心がけ、過去から受け継がれてきたチャレンジ精神で挑戦を続け、「Smiles in Life ~笑顔は人生の宝~」という宝グループのVisionの実現に向け、一丸となって取り組んでまいります。



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-「宝グループ 長期Vision 2050」の全体像-(図1)


提供価値

●「酒類・日本食材領域」-和酒・日本食を世界の日常に-
和酒・日本食を、国内はもとより、世界各地で日常的に楽しめるように安定的に提供し、おいしさやワクワクを届けている。
それによって世界に誇る日本の酒・食文化の持続的な発展にも貢献している。
●「ライフサイエンス産業支援領域」-健康を一人ひとりへ-
ライフサイエンス分野における製品やサービスが世界各国で研究開発に用いられ、医療や創薬の進展、社会実装に貢献している。
健康を科学することにより、個人向けにも、予防、診断などのサービスを提供している。
●「新規領域」-新しい領域で価値を創る-
食料不足、環境問題などの社会課題の解決に、バイオテクノロジーによる新たな価値創造で貢献している。
食と健康という領域を越えた宝グループになっている。


イノベーション創出につながる組織風土

●越えてつながる
会社・組織・国・職種などの垣根を越えた、社内外の人々とのつながりを深めることで、オープンイノベーションが息づいている。
●刷新し続ける
社内外の環境変化に対応するために、ビジネスモデルや経営・事業推進体制、業務プロセスを刷新し続けている。
●主体性を称賛する
新しいことに自ら進んで行動することが称えられる風土が根付いている。



-創立100周年を迎えるにあたってのご挨拶-

 1925年の宝酒造株式会社※創立以来、当社が100周年という大きな節目を迎えることができましたのも、株主や消費者の皆様、お得意先・お取引先の皆様の長年にわたるご支援・ご愛顧の賜物と心より感謝申しあげます。
 100年の道のりは必ずしも平坦ではありませんでした。幾度とない歴史の大きなうねりの中で、時には失敗もありました。しかし、いかなる時も社員が一丸となり力を尽くし、あきらめずに新たな挑戦を続けてきたことにより、現在では、国内事業・海外事業・バイオ事業という3つの事業を営み、海外売上高の比率が約60%(2025年3月期)の企業グループとなることができました。
 しかし、100周年は通過点に過ぎません。環境変化が激しく、将来の予測が困難で不確実性の時代と言われる中にあっても、宝グループが社会に必要とされる企業として持続的に発展していくために、100周年を迎えた今、宝グループが目指していきたい未来と2050年の
“ありたい姿”を具体的に表現した、「宝グループ 長期Vision 2050」を策定しました。
 今後の宝グループの新たな挑戦にご期待ください。
宝ホールディングス株式会社
代表取締役社長 木村 睦



※創立当時の社名表記は寳酒造株式会社






Takara Group_Vision 2050.pdf


: https://newscast.jp/attachments/8PADMSV5nrBPQ0tqzMdL.pdf


・「宝グループ 長期Vision 2050」ページURL
 https://www.takara.co.jp/company/vision2050.html
・「宝グループ100周年記念特設サイト」URL
 https://www.takara.co.jp/100th.html

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