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株式会社OnLineと九州産業大学が共同開発した、 レゴ(R)で“自分の本質”を見つけるプログラムをマレーシアで発表
これまで、Googleや NASA、Microsoftなどの世界的組織で、戦略策定などに用いられてきたLEGO(R) SERIOUS PLAY(R)メソッドを、世界で初めて「個人のアイデンティティ(自分らしさ)探究」に応用した本プログラム。
これは、当社が信じる「あなたにしか、できないことがある。」という一人ひとりの可能性を、社会全体で育む挑戦の大きな一歩です。
■なぜ今、「個人のアイデンティティ探究」が社会的に重要なのか?
人生100年時代。終身雇用が前提ではなくなり、キャリアの選択肢は無限に広がりました。その一方で、私たちは「会社や社会の期待」ではなく、「自分自身の価値観」を拠り所に生き方を選択する必要に迫られています。しかし、自分自身の本質(アイデンティティ)と向き合う具体的な方法論や機会は、これまで十分に提供されてきませんでした。当社は、この「アイデンティティが不明確であること」が現代社会の閉塞感の根源にあると考え、九州産業大学 商学部 聞間研究室 聞間 理教授と自己探究プログラム「アイデンティティドリブン」を共同開発しました。
■アイデンティティドリブンとは?
「アイデンティティドリブン」は、特定の企業や組織に所属する「社員」としてではなく、一人の「個人」として、自分の本質を探り、自分らしい人生を描くことを目的とした3ヶ月のオンラインプログラムです。参加者は、LEGO(R) SERIOUS PLAY(R)メソッドを用い、自分の内面を可視化し、対話を重ねることで、自分だけの価値観や情熱の源泉、自分の強みなどを見出していきます。そして、「自分らしい生き方」をするために何が必要なのかを取捨選択できるようになっていきます。
■受講者の声(一部)
「レゴ(R)ブロックで自分の価値観を立体的に組み立てるうちに、“仕事で何を大切にしたいのか”という自分の軸が明確になり、自分のキャリアに対する漠然とした不安が消えました。それ以来、自分の考えや意見に自信を持てるようになり、主体的に仕事に関われるように。
「レゴ(R)ブロックを組み合わせていると、固定観念を超えた発想が自然と出てきます。その中で、“自分にはこんな考え方や可能性があるんだ”と気づけたことが大きな収穫でした。この気づきから生まれたアイデアを試したところ、新たな180万円もの売上に。この成功体験が、自分への自信にも繋がりました。」
「なかなか決断できなかった仕事上の選択について、レゴ(R)ブロックで自分の望みを整理したことで、迷いなく『今だ!』と決めることができました。このスピード感がチャンスを逃さないことにつながり、結果として売上にも結びつきました。それ以上に、『自分のキャリアを自分で作っていくこと』という感覚を得られたことが最大の収穫です。」
■国際会議での評価
2025年8月に開催された国際会議では、LEGO(R) SERIOUS PLAY(R)メソッドを「個人のアイデンティティ探究」に応用した世界初の事例として発表。特に、オンライン上での開催でありながら深いレベルの自己探究と、受講者の約60%が継続的に関わる学習コミュニティの形成が、「個人の成長を継続的に支える素晴らしい仕組みだ」と高く評価されました。
■開発者コメント
野原 宏昭(講座開発者/レゴ(R) シリアスプレイ(R) 修了認定ファシリテータ/株式会社OnLine)より
「いまの時代(少なくとも日本では)、一人ひとりの自分らしさやアイデンティティがより必要とされています。『アイデンティティドリブン』では、多くの人が遊んだ経験のあるレゴブロックを使いながら、人の内面の深い部分にアプローチし、まだ見えていない才能や価値観に触れていきます。そこから自分の本当の願いや想いを見つめ、自分らしい人生を創っていく力を養うのです。
さらに、受講生同士で“自分らしさ”を互いに育て合い、継続的に支え合える環境を提供できることが、私にとって大きな喜びです。そして、こうした探究や成長のプロセスが、国を超えても共通の価値として受け止められたことに強い希望を感じています。」
聞間 理(講座開発者/レゴ(R) シリアスプレイ(R) 修了認定ファシリテータ/九州産業大学 商学部教授)より
「国際会議の発表セッションでは、想像をはるかに超える方々にお集まりいただき、終了後も質問が途切れないほどの注目を集めました。
その中で強く感じたのは、組織に守られて生きる時代から、困難はあっても『自分らしく生きる道』を自ら探究する時代へと、社会が変化しているということです。この潮流は日本だけでなく、アジア全体に共通するものであると実感しました。
もう少しテクノロジーが進歩すれば、オンラインとリアルタイム翻訳によって世界中の参加者が繋がり、互いの視野と可能性を広げ合うこともできるかもしれません。私たちはこの大きな流れを捉え、プログラムを磨き、進化させていきたいと改めて強く決意しました。」
■今後の展開
「アイデンティティドリブン」は今後も継続して開講予定です。今回の国際的な評価を糧に、生き方に迷う多くの大人たちが「あなたにしか、できないことがある」と信じ、自分らしい一歩を踏み出すきっかけを創出できるよう、国内外で活動を広げてまいります。
■株式会社OnLineについて
「リカレント教育をスタンダードにし、教育格差の解消に挑む」をミッションとし当社が運営するビジネススクールでは主にコーチング、セールスコミュニケーション、目標達成の技術を提供し、短期間でビジネス力を上げて、どこでも通用するビジネスパーソンを輩出します。
講座内では、目標達成能力、コミュニケーション能力や問題解決能力などいわゆる『非認知能力』が総じて高まっていることを背景に、2022年には太宰府市立学業院中学校で「キャリア」をテーマとした進路学習のサポートも実施し、2023年、九州産業大学・商学部・聞間研究室と「非認知能力の測定方法の開発と展開」をテーマに産学連携プロジェクトをスタートし、同年11月2日、3日九州産業大学の研究成果発表のイベント九州産業大学 KSU VISION DAY 2023 文×理×芸=展に出展しています。
■九州産業大学・商学部・聞間研究室について
九州産業大学:文系・理学系・工学系・芸術系の9学部21学科、大学院5研究科/博士前期課程6専攻・博士後期課程5専攻を設置する総合大学。
商学部 :「九州・アジアの地域社会・行政・企業を対象とした
実践的な学び」を通じて、次代の産業界をリードする
人材の養成を目的とした学部。
聞間研究室:経営学を専門に個を活かす組織について研究