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ミラー補助接点
本オプションは、主接点の状態を通常動作時および故障時(溶着など)にフェイルセーフ信号として出力できるよう設計されており、安全回路や状態監視を必要とするアプリケーションにおいて高い信頼性を実現します。
■背景と導入の目的
近年、産業機器・電動車両・自動搬送システムなどの分野では、安全性向上およびシステム状態の可視化が求められるケースが増えています。
特に、主接点の異常(溶着・固着)を検出するフェイルセーフ信号は、安全遮断回路や監視回路において重要な役割を果たします。
こうしたニーズに応えるため、オルブライトでは主接点と確実に連動し、異常時には正しい信号を出力する「ミラー補助接点」を新たにオプションとしてリリースいたしました。
これにより、既存DCコンタクタの安全性・監視性・システム設計の自由度が大きく向上します。
■ミラー補助接点の主な特長
1.主接点異常をフェイルセーフ信号として通知(EN 60947-4-1 Annex F準拠)
ミラー接点は主接点と機械的に連動し、主接点が溶着した場合、補助接点が正しい位置に戻らないという特性を利用して安全回路へ異常信号を送出する仕組みを提供します。
2.状態監視用途に適した Annex L準拠設計
Annex Lの要求に沿った仕様で、主接点の状態を高信頼でモニター可能。
システムの状態監視・遠隔監視といった用途にも有効です。
3.コンタクタ上部にコンパクトに取り付け可能
標準的な補助接点位置に収まる設計のため、従来の補助接点オプションよりも省スペースで実装可能です。
4.既存製品への後付けも、新規導入も可能
後付けの場合は、適合性確認のため現在お使いのコンタクタの“完全な部品番号”をご提示いただく必要があります。
5.幅広いAlbright製品ファミリーに対応
以下の主要シリーズで使用可能:
SW80 / SW180 / SW190 / SW200 ファミリー(含む派生品)
RW80 / RW180 / RW190 / RW200 ファミリー
SU80 / SU190 / SU280、RU80 / RU280
安全性が求められる電気車両向けコンタクタを中心に幅広く対応しています。
■想定される利用用途
ミラー補助接点オプションは、以下の用途で特に効果を発揮します。
・主接点溶着検出を必要とする 安全遮断回路
・フォークリフト・電動車両・AGV の監視・安全回路
・遠隔監視・IoTシステムへの状態信号出力
・バッテリーシステム、UPS、蓄電システムの保護・監視
・高信頼性が求められる産業機器の安全回路構成
■製品概要(オプション仕様)
製品名 :ミラー補助接点オプション
対応機器:SW80系、SW180系、SW190系、SW200系、RW系、SU/RU系 等
設計規格:EN 60947-4-1 Annex F(ミラー接点)、Annex L(状態監視)
特徴 :主接点と連動し、フェイルセーフ信号を出力
価格 :仕様構成に応じて個別お見積り
提供方式:直接お問い合わせ
■会社概要
会社名 : オルブライト・ジャパン株式会社
所在地 : 〒353-0004 埼玉県志木市本町6-26-6-101
代表者 : 代表取締役 宍戸 寿浩
設立 : 1992年
事業内容: DCコンタクタおよび非常停止スイッチ等の輸入販売
URL : https://www.albrightinternational.co.jp