画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/563674/LL_img_563674_1.png
現在の社内システムの運用形態を教えてください
■アンケート実施の背景
近年、企業の情報システムはクラウドの普及により急速に変化しています。クラウドサービスの利便性や導入スピードを評価する声が高まる一方で、セキュリティやコスト、ガバナンス面の課題を理由に、オンプレミス環境を維持・強化する動きも依然として根強く存在します。こうした時流を踏まえ、自社の業務やデータ特性に合わせた最適なシステム構成の選択が求められています。
デージーネットでは、このような背景のもと、オンプレミスとクラウドのどちらにも課題がある現状を把握し、企業が今後どのようにIT基盤を選択していくのかを明らかにするため、本アンケートを実施しました。
■オンプレ/クラウド利用に関する結果 サマリー
本アンケートでは、現在のシステム基盤としてオンプレミス中心(40.2%)が最多となりつつも、オンプレとクラウドのハイブリッド運用(35.6%)も高い割合を示しました。
オンプレ側では「運用・監視の負荷」や「保守コスト」、クラウド側では「セキュリティ不安」や「障害や外部依存リスク」など、双方に異なる課題が浮き彫りとなりました。
今後の方向性については、「まだ判断していない(32.5%)」が最多で、企業が確固たる基盤選択を持てず模索中である状況が明らかになりました。一方、「ハイブリッドを選択(25.3%)」や「現状維持(25.3%)」も同程度となり、今後は「最適なバランス」を重視する傾向が強まりつつあると推察されます。
基盤選定の重視ポイントでは「運用費用」「管理のしやすさ」が上位を占め、企業が現実的な運用負荷とコスト最適化を強く意識していることが示されました。
■アンケート調査概要
調査期間 :2025年11月19日(水)~2025年11月21日(金)
調査方法 :Japan IT Week【関西】での会場調査
調査対象 :当社ブースへ来ていただいた企業担当者
実施数 :91名
有効回答率:98.9%
有効回答数:90名
■アンケート調査結果詳細
1.現在の社内システムの運用形態を教えてください。
・オンプレミス中心 :40.2%
・オンプレとクラウドのハイブリッド:35.6%
・クラウド中心 :21.8%
オンプレミス中心が最も多いものの、ハイブリッドも35.6%と高く、両者を併用する企業が増えている傾向が確認されました。
2.オンプレミス環境における課題を教えてください。
・最も多かった課題は「運用・監視に手間がかかる(44.9%)」
・続いて、「ハードウェア保守・更新コストが高い(43.5%)」、「人材(インフラ担当者)の確保が難しい(37.7%)」
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オンプレミス環境における課題を教えてください
オンプレミス環境では、運用負荷と人材・コストの課題が深刻であることが伺えました。
3.クラウド環境における課題を教えてください。(※複数回答可)
・最も多かった課題は「セキュリティや法規制対応に不安がある(41.1%)」
・続いて、「ネットワーク障害や外部依存リスク(39.3%)」、「利用コストが予想以上に増加する(37.5%)」
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クラウド環境における課題を教えてください
クラウド環境では、セキュリティや障害リスクの課題が浮き彫りになりました。
4.今後のシステム基盤の方向性として、どのように考えていますか?
・最も多かった回答は「まだ判断していない(32.5%)」
・続いて、「現状のまま維持(25.3%)」、「オンプレとクラウドのハイブリッド(25.3%)」
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今後のシステム基盤の方向性として、どのように考えていますか?
多くの企業が模索中という状況であり、オンプレ・クラウドのどちらかに決めているわけではないことが分かりました。
5.システム基盤を選ぶ際に重視するポイントを教えてください。(※複数回答可)
・上位3つは「運用費用(65.5%)」「運用管理のしやすさ(60.7%)」「初期費用(45.2%)」
・続いて「セキュリティ(38.1%)」や「柔軟性(33.3%)」
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システム基盤を選ぶ際に重視するポイントを教えてください
■考察
本調査の結果から、オンプレ・クラウド双方に強い課題があるにもかかわらず、どちらかに寄せる明確な方向性を持てない企業が多いことが分かりました。この背景として、オンプレ/クラウドの双方に強いメリットとデメリットが存在し、単純に選択することが難しい現状があると考えられます。さらに、セキュリティ要件の複雑化、AIやデータ活用の加速、業務特性の多様化などの急激な環境変化も要因として考えられます。
このことから、多くの企業が「最適なシステム基盤の方向性を模索中」という状況であり、オンプレかクラウドかの二者択一ではなく、目的に応じた柔軟な基盤選択の必要性が高まっていることが示されました。つまり求められているのは、オンプレ・クラウドを自由に選べる柔軟性であり、これが今後のインフラ戦略の鍵となります。
■OSSで実現できること
オープンソースソフトウェア(※1)(以下、OSS)は、以下のような特性を持っています。
・オンプレミスでもクラウドでも動作する
・ライセンスコストがかからない
・ベンダーロックインを回避できる
・ソースコードが公開されているため既存システムとも連携しやすい
つまり、本調査で明らかになったようなコストや外部依存のリスク、柔軟性の課題を解決することができます。
またデージーネットでは、オープンソースソフトウェアを利用したシステム構築から、導入後の運用・保守サポートまで、お客様が継続してシステムを使うためのサービスを提供しています。そのため、重要な課題として挙がった「運用管理の手間」に関しても、デージーネットのサポートを利用することで補うことができます。
■デージーネットのサービス内容
デージーネットでは、以下のようなサービスをご用意しています。
1.システムの構築
デージーネットでは、OSSを利用したシステムの提案・構築サービスを提供しています。デージーネットで利用しているOSSは多岐にわたり、お客様に合ったOSSでシステム構築を行うことが可能です。
2.導入後支援サービス
デージーネットでシステムを構築した場合、OpenSmartAssistanceという導入後サポートを提供しています。継続してシステム管理のサポートを行うサービスで、以下のようなサポートがあります。
・Q&A
・セキュリティ情報提供
・点検とチューニング
・障害調査、障害回避
・障害時オンサイト対応
・障害時システム再構築
・運用サービス
・ソフトウェアのアップデート
■参考URL
・デージーネットのシステム構築サービス
https://www.designet.co.jp/system/
■用語注釈
(※1)オープンソースソフトウェア(略称:OSS)とは、無償で利用でき、ソースコードが公開されているソフトウェアのことです。
■会社概要
会社名: 株式会社デージーネット
上場 : TOKYO PRO Market 証券コード:371A
代表者: 代表取締役 恒川 裕康
本社 : 〒465-0025 愛知県名古屋市名東区上社四丁目39-1
資本金: 4,000万円
URL : https://www.designet.co.jp/
TEL : 052-709-7121
FAX : 052-709-7122
<一般の方からのお問い合わせ先>
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