雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 雅俊)は、海洋プラスチックごみ問題の解決に取り組むアライアンス「Japan Clean Ocean Material Alliance(以下、CLOMA)※」に参加する、神戸市と当社含む関連企業14社で「乳酸菌飲料容器の回収・再資源化プロジェクト」に関する連携協定を2025年12月8日(月)に締結いたしました。
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神戸市内の資源回収ステーション
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容器回収の対象となる乳酸菌飲料の一例 左/「MBPドリンク」 右/「MBPドリンク 糖類オフ・低カロリー」
本プロジェクトは、使用済みのポリスチレン製乳酸菌飲料容器を神戸市がエコノバ(資源回収ステーション)にて収集し、CLOMA※会員企業のワーキンググループ活動の一環として、容器の回収・運搬・再資源化スキームを目指す取組みです。
当社はこの度、神戸市と当社含む関連企業14社で連携協定を締結することにより、「MBPドリンク」などの乳酸菌飲料において各種リサイクル・製品化の技術実証に活用するほか、回収スキームの構築や再資源化に協力します。なお、当社がプラスチックリサイクルに関して自治体と連携するのは、今回が初めてとなります。
雪印メグミルクは、本年より「Love Earth. Love Life.」という新しいコーポレートスローガンのもと、持続可能な社会の実現に向けた取組みを推進しています。環境負荷の低減に関しては、学校給食用牛乳でのストローレス容器導入や海洋プラスチック配合のパレット採用などを進めています。当社は創業100周年となる2025年を「新たな100年の始まりの年」と位置づけ、牛乳・乳製品の安定供給を大前提としつつ、協業によるイノベーションの創出など新たな分野にも挑戦し、「食の持続性」の実現に努めてまいります。
「乳酸菌飲料容器回収・再資源化プロジェクト」概要
神戸市はプラスチックのリサイクル課題への取り組みとして「KOBE PLASTIC NEXT」を推進しています。「乳酸菌飲料容器回収・再資源化プロジェクト」はその一環として2023年9月に始まった、神戸市とCLOMA※会員企業が提携し、ポリスチレン素材の乳酸菌飲料容器の回収・運搬・再資源化スキームの構築を図る、産官連携・業界横断のプロジェクトです。
神戸市内に設置した「エコノバ(資源回収ステーション)」にて、乳酸菌飲料容器の回収を行い、回収した容器はCLOMA※のワーキンググループ活動において各種リサイクル・製品化の技術実証に使用し、再資源化の検討に活用しています。
「エコノバ」は神戸市の事業です。新しいリサイクルに挑戦するため、プラスチックを中心としたごみを資源として回収する場所です。リサイクルの拠点だけでなく、誰もが関わるごみ(資源)出しをきっかけに、地域での交流が生まれる場となることも目指しています。
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プロジェクト参加団体・企業
神戸市、株式会社ヤクルト本社、日清食品ホールディングス株式会社(日清ヨーク株式会社)、株式会社digglue、DIC株式会社、PSジャパン株式会社、大塚包装工業株式会社、アミタホールディングス株式会社、丸喜産業株式会社、SGSジャパン株式会社、株式会社タカロク、株式会社平和化学工業所、CBC株式会社、東邦商事株式会社、雪印メグミルク株式会社 (2025年12月8日現在)
※CLOMA(Japan Clean Ocean Material Alliance)
プラスチック資源循環の未来像を通じて海洋プラスチックごみ問題の解決を目指す、官民一体のアライアンス。2025年10月1日現在、会員474社、地方自治体17団体などが参加している。https://cloma.net/