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近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和3年(2021年)10月から、学生飲食店起業支援プロジェクト「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」を開始し、東大阪キャンパス内で在学生がラーメン店を経営しています。令和8年(2026年)2月末で四代目による経営が期間満了を迎えるのを前に、五代目店主の選考会を実施し、経営学部キャリア・マネジメント学科4年 齋藤玲央さんが選ばれました。
【本件のポイント】
●「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」の五代目店主が決定
●四代目店主選考会で敗れた経営学部生が、五代目店主選考会で見事にリベンジを達成
●毎年、学内公募で選ばれた学生が1年間ラーメン店を経営する実学教育の場を大学が提供
【本件の内容】
学生飲食店起業支援プロジェクト「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」は、本学学生がキャンパス内で実際にラーメン店を起業・経営することで、実践的な飲食店経営を学び、卒業後の事業展開や新たな起業をめざすことを支援するものです。本プロジェクトの実施を通じて、大学全体で学生の起業家精神を醸成することをめざしています。
このたび、令和8年(2026年)4月から経営者となる五代目店主の選考会で、経営学部キャリア・マネジメント学科4年 齋藤玲央さんが選ばれました。齋藤さんは、昨年度も選考会に挑戦しましたが惜しくも選ばれず、1年後の再挑戦を見据えて今年度は大学を休学し、ワーキング・ホリデー制度を利用してオーストラリアへ武者修行に出ました。経験を積むためにラーメン屋に絞って仕事を探していたところ、新規オープンの店で採用され、ラーメン屋でのバイト経験を買われてスープ製造や新メニュー開発にも携わることができました。そうした経験を経て、五代目店主の選考会のために日本に帰ってきました。
試食審査では、好みの具材をトッピングできる「麻辣坦々まぜそば」を披露。経営ビジョンや店主への想いを伝えるプレゼンテーション審査では、近大という「器」、人という「器」、商品という「器」の「器を大切にする」という自身のビジョンを語りました。さらに、積極的な学外出店による「近大をすすらんか。」の全国での認知向上や、オーストラリアでの経験を生かした海外出店の実現など、熱い思いをアピールしました。四代目店主選考会での悔しさを経て、大きく成長した姿を見せてくれた点が、審査員から高く評価されました。
初代店主の西奈槻さん(近畿大学大学院実学社会起業イノベーション学位プログラム2年)、二代目店主の村上黎一郎さん(令和6年(2024年)総合社会学部卒業)、三代目店主の前田凛多朗さん(令和7年(2025年)国際学部卒業)、四代目店主の岡田帝乙さん(国際学部4年)に続く、五代目店主として令和8年(2026年)4月のオープン(予定)に向けて準備を進めていきます。
【五代目店主 齋藤玲央さんコメント】
今回、この挑戦の場に立つにあたり、支えてくれた家族、仲間、そして運営スタッフや審査員の皆様に心より感謝申し上げます。
五代目「近大をすすらんか。」は、学生の力で全国へ進出し、さらに"世界に認められる学生ブランド"になることをめざします。近畿大学の魂を込めた一杯を通じて、多くの方に情熱を伝えていきます。
私は代表としてこの組織を牽引するだけでなく、挑戦し続ける文化を次の世代へ繋いでいきます。学生だからこそできる大胆な挑戦を実行し続けます。新たな歴史を刻む年にします。挑戦者・齊藤玲央にご期待ください。
【「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」プロジェクト】
店舗のジャンルは学生の人気メニューであるラーメンに限定。プロジェクト応募の条件は、本学の学生であることで、採択された場合は、食品衛生責任者、営業許可の取得、個人事業主の届出など、開店に必要な準備を学生自身で行います。
大学は、店舗の初期設備および今後プロジェクトとして継続的に使用する備品の用意、ガス、水道料等を負担し、学生は、電気代、共益費、運営に必要な調理器具類、消耗品費、原材料費、人件費等を自己負担します。出店期間は原則1年間とし、四半期毎に決算報告を実施、2期連続で赤字経営となった場合は原則撤退としています。
出店者となる学生は毎年学内公募し、事業計画のプレゼンテーションやラーメンの試食審査により決定します。
【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/