冬の乾燥が進むこの時期、ブランドバッグの劣化トラブルが目立ち始めています。革が硬くなり、色あせやスレが短期間で進むケースも少なくありません。
ブランドバッグ修理専門店「鞄色屋(ほうしょくや)」(所在地:東京都中央区銀座)は、毎年冬に寄せられる相談傾向と修理実績から、冬の保管リスクに関する注意喚起を行います。
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■ 冬は“乾燥ダメージ”が特に進みやすい季節
一年を通してバッグのトラブルは季節ごとに異なります。
梅雨や夏には湿気によるカビ・ベタつき・金具の錆が多く見られる一方、冬は空気の乾燥が大きく進むため、スレや色あせ、ひび割れなどの“乾燥ダメージ”が特に増える季節です。
鞄色屋(ほうしょくや)に寄せられた過去の相談データでも、角スレ・色あせ・コバの割れといった乾燥関連の相談は、冬季(11~12月)が最も多くなる傾向が見られています。
これは気温差による革の硬化や、室内暖房による急激な乾燥が重なるためです。
■ 実際に相談の多い“冬のトラブル事例”
冬季に寄せられる相談内容を振り返ると、乾燥や気温差の影響を受けた症状が目立ちます。
ここでは、鞄色屋(ほうしょくや)がこれまでに確認してきたケースの中から、冬に特に多く見られる事例を紹介します。
【事例①:角スレ・色褪せ】
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今回お預かりしたピコタンも、全体的な乾燥によるマット化が進み、角や底には擦れや小傷が現れて白っぽく見える状態になっていました。
特に冬は革が硬くなることで摩耗が顕在化しやすく、軽度のスレでも一気に広がる場合があります。
修理品:エルメス ピコタン ブルージーン
【事例②:変色・コバの劣化】
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ストラップの付け根や底面の色あせ・スレが進行し、フチ部分(コバ)は乾燥割れと剥離が発生していました。特に白系のレザーは、汚れや摩耗が表面化しやすい傾向があります。
定期的なメンテナンスをすることで進行を防ぐことができます。
修理品:エルメス エブリン トリヨンクレマンス ニューホワイト
■ 冬のバッグ保管で注意したいポイント
冬は革へのストレスが蓄積しやすく、細かな摩耗が表面化しやすい時期です。
良い状態を保つため、以下のポイントに気をつけた保管をおすすめしています。
・収納時は通気性を確保し、密閉を避ける
空気の動きがない状態が続くと、乾燥ムラが生じやすく、部分的な色あせの原因になります。
・白系や淡色バッグは色ムラが出やすいため、定期的に状態を確認する
乾燥に弱く、些細な汚れが浮き出やすい素材のため、早い段階でのチェックが重要です。
・暖房の直風が当たらない場所に置く
暖房の風が直接あたると乾燥が進み、コバ割れや硬化を引き起こすケースがあります。
革が硬くなりやすい冬は、軽度の摩耗でも一気に症状が広がることがあるため、日常的なチェックと適切な保管環境が欠かせません。
■鞄色屋(ほうしょくや)が選ばれる理由
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鞄色屋(ほうしょくや)は、エルメスをはじめとする高級ブランドバッグ修理に特化した専門店です。15年以上の実績と累計30,000点以上の修理経験をもとに、元の色合いや質感を忠実に再現し、本来の風合いを損なわないように修理を行っています。
最大の特長は、業界でもトップレベルと評価される補色技術の高さ。
色あせや傷のあるバッグでも、まるで新品のような自然な仕上がりを実現します。また、仕上がりはブランドに精通した鑑定士がダブルチェックを行う体制を整えており、高い品質と安心感を両立。お客様の大切なバッグを、最善の状態でお返しすることをお約束しています。
季節ごとに異なるトラブルの傾向を把握しており、乾燥・湿気・気温差など、環境による症状に応じた適切な修理に対応しています。
店舗・会社情報
【鞄色屋(ほうしょくや)】
営業時間:10:00~19:00(年中無休)
電話番号:03-5565-8110
公式サイト: https://hoshokuya.com/
LINE公式:https://lin.ee/jFkQwtyH
【鞄色屋(ほうしょくや) 銀座本店】
〒104-0061 東京都中央区銀座2-16-7 銀座2丁目松竹ビル10F