■ 要旨

保育を学ぶ学生8名が中心となり、保育の専門性を社会に伝える新たな取り組み「保育みらいフォーラム」が、2026年1月18日(日)、長野県でキックオフイベントを開催します。
技能五輪国際大会で金メダル獲得に携わった蜜沢大輔氏を講師に迎え、「技能の評価」という視点から、保育の価値を語り直す試みです。

学生・現場・参加者が対話しながら、2026年秋の全国プログラム「HOIKU CREATIVE BATTLE 2026(保育クリエイティブバトル)」の設計を共に進めます。


■ プロジェクトの始まり

「実習って、子どもと遊んでいるだけなんでしょ」
私たちが保育を学び、実習に行くと、
そんな言葉をかけられることがあります。
けれど実際の現場では、
子どもの表情や動きを読み取り、関係性に気を配り、
次の行動を一瞬で判断する場面が連続しています。
それでも、その専門性は"遊んでいる"という一言で片づけられてしまう。
「どうして、こんなに高度な仕事なのに、
 "すごさ"が見えにくいままなんだろう?」
この違和感が、このプロジェクトの出発点でした。


■ なぜ、保育の「技能」は見えにくいのか

製造業や美容の世界には、若手が技を競い、
優れた技能が評価される「技能五輪」という舞台があります。
そこでは、「うまい」「速い」だけでなく、
工程や判断、再現性といった"技の本質"が評価され、
「あの人のようになりたい」と憧れられる
ロールモデルが生まれてきました。
一方、保育には、
子どもの小さな変化を読み取り、
状況に応じて関わり方を瞬時に調整する
高度な技能が求められます。
けれど、その専門性は
「遊んでいる」という一言で片づけられがちです。
「もし、保育にも、
 技能が見える形で評価され、
 ロールモデルが生まれる仕組みがあったら?」
私たちにできることはないか、考えました。


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技能五輪で金メダル獲得に携わってきた蜜沢大輔氏の話に耳を傾ける学生たち。


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正解のない問いに向き合いながら、 保育の「プロセス」をどう可視化できるかを考える学生たち。


■ 学生が挑む「HOIKU CREATIVE BATTLE 2026」

私たちがこれから取り組むのは、
「保育みらいフォーラム」中核プログラム。
全国の保育学生が参加する
「HOIKU CREATIVE BATTLE 2026」です。
これは、順位を決めるための大会ではありません。
技能五輪の現場では、
「評価すること」は人を序列化するためのものではなく、
人を育て、誇りを生み、技を未来へつなぐための行為として
位置づけられています。
その思想を保育に引き寄せたとき、
評価したいのは、
・子どもの姿を、どう読み取ったのか
・なぜ、その関わり方を選んだのか
・そこに、どんな工夫があったのか
といった、保育の「プロセス」そのものです。
けれど、
「どうやって評価するのか」
「何を審査の基準にするのか」
その答えは、まだ決まっていません。
だからこそ、1月18日のキックオフイベントでは、
技能五輪で金メダル獲得に携わってきた蜜沢大輔氏の話を聞き、
学生・現場・参加者が一緒に考える場をつくります。
完成されたプログラムではなく、
みんなで設計していくプロセスそのものが、
この取り組みの価値だと考えています。


■ イベント概要

【日時】2026年1月18日(日) 12:30 開場/13:00 開始/16:00 終了
【会場】長野短期大学(〒380-0803 長野県長野市三輪9丁目11−29)
本イベントの会場は 長野短期大学 です。
近隣にある 長野県立大学(三輪キャンパス)とは別の施設 となりますので、お間違えのないようご注意ください。
お車でお越しの場合、大学を通過して直進後、二又を右折した右側 が駐車場となります。
【形式】会場参加+オンライン配信(基調講演のみ)
【参加費】無料
【定員】会場20名/オンライン30名(先着順)
【主催】保育みらいフォーラム 学生実行委員会
【事務局】一般社団法人 信州子育てみらいネット


地図 : https://www.google.co.jp/maps/place/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9F%AD%E6%9C%9F%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%80%80%E3%80%92380-0803+%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82%E4%B8%89%E8%BC%AA9%E4%B8%81%E7%9B%AE11%E2%88%9229


■ プログラム内容

【基調講演】(オンライン参加可)
「技能五輪から見える、日本の技能評価」
講師:蜜沢大輔氏(技能五輪国際大会 日本代表監督 ほか)
【グループワーク】(会場参加者のみ)
保育における技能の捉え方や、社会に伝えるための工夫について参加者同士で対話します。


【学生実行委員 任命式】
本プログラムを担う学生実行委員への委嘱状交付を行い、プロジェクト始動を象徴するセレモニーを実施します。


■ 学生実行委員会

【Stage Lead】伊藤 葵
(長野県立大学 こども学科 2年)
担当:本番当日のステージ運営統括
・本番当日の進行管理・ステージ全体の統括
・出場者・来場者・スタッフの動線と安全管理
・タイムテーブルおよび会場設計の最適化
【Partnership Lead】関 ひなた
(長野県立大学 グローバルマネジメント学部 2年)
担当:外部連携・パートナーシップ構築
・協力校・保育現場・外部パートナーとの連携設計
・企画の意義を言語化し、対外的に伝える役割
・広報・渉外を含むパートナー窓口の統括
【Planning Lead】水野 心乃花
(長野短期大学 幼児教育学科 1年)
担当:企画設計・競技コンセプト構築
・大会全体の企画設計・審査観点の骨子整理
・「何を評価する大会なのか」を言語化
・理念とプログラムの一貫性を保ちながら議論を前に進める
■ 実行委員(サポートメンバー)
※上記3名を中心に、
広報/記録/デザイン/体験設計/会場運営などを担当する学生5名が
分担してプロジェクトを進行。
(Creative / Experience / Operation / Vision 各領域をカバー)


■ 学生代表コメント

「保育は人に魅せつけるためのものではない。
 けれど、日々子どものことを想いながら実践している人の努力を、
 もっと多くの人に伝えられる場をつくりたい」
(伊藤葵)
「普段保育に携わる方々がどんな想いで、
どんなこだわりを持って子どもたちに接しているか、
私自身も学びながら、それを保育に興味のある学生たちや社会に伝えていきたい」
(関ひなた)
「保育の''楽しさ''''面白さ''をもっと知ってもらいたい。
だからこそ、どのようなイベントにすれば伝わるのか、1年生なりに考えて、形にしていきたい」
(水野心乃花)


■ 今後の展望

1月18日のキックオフを皮切りに、
2026年は以下のスケジュールで進めていきます。
春:全国の保育学生・高校生審査員を公募
夏:事前審査と育成プログラムを実施
秋:「HOIKU CREATIVE BATTLE 2026」全国大会を開催
学生・現場・社会が対話しながら、
保育の魅力を"次の世代の言葉"で伝えていくモデルを、
一緒に創っていきます。


■ 参加申込について

【申込期間】2026年1月9日(金)~1月17日(土)
【申込方法】Googleフォームより事前登録
【参加費】無料
【定員】会場20名 / オンライン30名(先着順)
※オンライン参加者には、登録いただいたメールアドレス宛にURLをお送りします。


保育みらいフォーラム : https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfRcV_FgmYI9Cl3nrmvkK1MuVJvOX7ZrPXeLQgEK__OLhtGWw/viewform?usp=dialog


■ お問い合わせ

保育みらいフォーラム実行委員会 事務局
(一般社団法人 信州子育てみらいネット内)
E-mail: pocket@chiikihoiku.net
URL: https://pocket.chiikihoiku.net/hmf
【取材歓迎】撮影推奨ポイント:委嘱状交付/学生集合写真/対話の様子


保育みらいフォーラム : https://pocket.chiikihoiku.net/hmf


画像 : https://newscast.jp/attachments/TVQRiGODzfZGYlXmbc5L.JPG
保育の「技能」とは何か。 学生実行委員が集まり、企画の背景や問いを共有する説明会。


画像 : https://newscast.jp/attachments/saAPzoAHXgI2Mz83fdbj.JPG
対話を重ねながら、考える学生実行委員。 プロジェクトは、こうした日常の議論から形づくられていく。

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