BBドライビングフォース株式会社(本社:東京都、代表取締役:藤本 英樹)は、生成AIの普及により複雑化する経営判断に対応するため、社外CPhO(Chief Philosophy Officer:最高哲学責任者)サービスの提供を開始しました。本サービスは、AI活用・事業変革・人事制度・ガバナンスなどにおいて、「何ができるか」だけでなく「何をしてよいか」「どの価値を優先するのか」という根源的な問いを、経営の意思決定プロセスに組み込むことを目的としています。


案内ページ: https://bb-drivingforce.com/external-cpho

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AI時代の社外CPhO

近年、生成AIは業務効率や生産性を飛躍的に高める一方で、「人の尊厳をどう守るか」「どこまでAIに判断を委ねてよいのか」といった、従来の数値指標や効率性だけでは答えの出ない問題を企業に突きつけています。こうした状況を受け、哲学者マルクス・ガブリエル氏は、AI時代の企業には経営メンバーの一員として最高哲学責任者(Chief Philosophy Officer)を置き、倫理・価値・意味の判断を経営に統合すべきだと提唱しています。
この考え方は、AI時代における理想的な経営モデルの一つです。一方で、日本企業の組織文化や意思決定構造を踏まえると、いきなり哲学機能を社内に固定化することが、必ずしも最適とは限りません。日本社会には、暗黙知や同調圧力を重んじる文化が根強く、価値判断や倫理的論点が「空気」として処理され、明示的な「問い」として立ち上がりにくい構造があります。
こうした背景を踏まえ、当社は現時点における日本企業の最適解として「社外CPhO」という形を採用しました。社外の第三者であるCPhOが、経営判断の前提や見落とされがちな論点を言語化し、CEOが最終責任を持って判断できる環境を整えることで、意思決定の質と説明責任を同時に高めます。


■社外CPhOが担う主な役割
・AI活用・データ活用における判断基準(Philosophy/Policy)の設計支援
・経営会議・新規事業・人事制度・AIガバナンスにおける意思決定レビュー
・倫理的リスクや価値対立の論点整理(利害関係者、選択肢、説明責任の構造化)
・将来的な社内CPO設置を見据えた、哲学機能の段階的内製化支援
なお、社外CPhOの「責任」は、経営判断の前提を言語化することに対して担うものであり、最終的な判断責任はCEOに明確に帰属します。つまり、CEOが責任を引き受けるために、CPhOは問いを引き受ける形です。

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CPhOが担う役割と責任

■日本で「社外CPhO」が最適である3つの理由
(1) 暗黙知と同調圧力が強い組織構造において、「問い」が内部で発生しにくいため
日本企業では、価値判断や意思決定の前提が暗黙知として共有される傾向が強く、異論や倫理的ジレンマが可視化されにくい構造があります。社外CPhOは、組織に同化しない立場から、言語化されていない前提を問いとして提示します。
(2) 経営の最終責任をCEOに残したまま、判断の質を高められるため
哲学や倫理は、決断を代行するものではありません。
社外CPhOは判断軸や論点を整理し、最終判断はCEOが担うことで、責任の所在を明確に保ちつつ意思決定の精度を高めます。
(3) 制度として固定化する前に、柔軟に「哲学機能」を試行できるため
哲学や倫理は、役職や制度として固定化すると形骸化しやすい領域です。社外CPhOとして導入することで、企業の成熟度に応じた関与が可能となり、将来的に社内CPOへ移行する余地も残せます。


■PhilosophyをCxOレベルで扱う動きは、すでに始まっている
哲学や価値観を経営の中核で扱う動きは、海外の理想論にとどまりません。日本においても、ディップでは、企業理念(Philosophy)を所管するCxOポジションを設置し、理念と経営判断を結びつける取り組みを進めています。
AI活用や事業変革が進む中で、企業には「技術」「効率」「利益」だけでは判断できない局面が確実に増えています。哲学・倫理・意味を経営の外に追いやるのではなく、どのように意思決定プロセスに組み込むか。その潮流は、すでに国内でも始まっています。


■表記について
国際的には、ガブリエル氏の提唱に基づき、この役割をChief Philosophy Officer(CPO)と表記することもありますが、日本ではChief Product Officer(CPO)がすでに一般化しているため、本サービスでは混同を避ける目的で CPhO(Chief Philosophy Officer)という表記を採用しています。
なお、将来的に企業内で哲学機能が制度として定着する段階では、CPOという表記へ移行する可能性も視野に入れています。


■会社概要
商号 : BBドライビングフォース株式会社(BB Driving Force Co., Ltd.)
所在地 : 東京都中央区銀座1丁目12番4号 N&EBLD.6F
代表者 : 代表取締役 藤本 英樹
設立 : 2024年7月
事業内容: 各種研究調査業務、各種コンサルティング業務、
各種イベント等の企画、運営
URL : https://bb-drivingforce.com
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