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図1「UUell(ウェル)」の概要
1. 開発の背景
都市部の緑地設計では、適切な樹木の配植位置と種類の選定が重要です。配植位置は、限られた敷地内で植物の成長を考慮し、成長した樹木による建物への接触を防ぐことが求められます。また、樹種選定では、建物による日照条件に適した種を選ぶことが必要となります。さらに、生物多様性の保全など、緑がもたらす効果を最大限に引き出すため、地域種なども考慮した樹種の選定も不可欠です。
しかし、設計者、特に経験の少ない若手設計者にとって、これらの要素を考慮して適切な樹木の配植位置と種類を選定することは多くの時間を要します。
このような背景を踏まえ、効果的な配植と樹種選定をサポートするシステムの開発に着手しました。
2.本システムの主な機能と効果
本システムは、「東京における自然の保護と回復に関する条例(略称:自然保護条例)」(注1)に基づく緑化基準に則した緑地設計をサポートします。
設計者の緑地設計を支援するため、主に以下4つの機能を搭載しています。
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「UUell(ウェル)」の4つの機能
緑地設計では、持続可能な緑地の実現に加え、美しい景観や地域環境との調和に配慮したデザインが求められます。本システムは、持続可能な緑地設計を効率的に実現できるため、お客様と設計者がその基盤をもとに理想のデザインを共に創り上げる時間を確保できます。これにより、よりお客様の理想をかなえる緑地づくりが可能となります。
3.今後の展開
本システムは「東京における自然の保護と回復に関する条例」に則した緑化計画をサポートするものですが、今後は対象エリアを拡大し、より多様な建築案件への対応を進めます。
さらに、自然共生社会の実現に向け、本システムを通して設計された緑地がネイチャーポジティブ(注2)や気候変動緩和策、Well-Being(注3)に寄与する場所になるよう、本システムの機能拡張を図りながら、お客様の緑地づくりを支援します。
(注1) 東京都では、都内で1,000平方メートル(国及び地方公共団体が有する敷地にあっては250平方メートル)以上の敷地で開発計画や建築計画等がある際は、「東京における自然の保護と回復に関する条例」の第47条・48条及び第14条に基づき、「開発の規制」または「緑化の指導」を行っている。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/natural_environment/develop_regulation/
(注2) 「ネイチャーポジティブ(自然再興)」とは、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを指す。
(注3) 身体的・精神的・社会的に良い状態にあることを指し、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念。