医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は、2026年2月7日、NPO法人笑みだち会と共に「笑みだち会交流フォーラムin医誠会国際総合病院」(NPO法人笑みだち会・一般財団法人ホロニクス医学健康振興財団・NPO法人未来プロセス・医療法人医誠会 医誠会国際総合病院 共催)を開催しました。
本フォーラムは口唇口蓋裂の当事者やご家族が交流する場として企画され、講演と対話を通して悩みや思いを共有する機会となりました。
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口唇口蓋裂当事者交流の場づくりと社会的意義
口唇口蓋裂は出生直後から長期的な治療を必要とする疾患であり、機能面だけでなく生活や社会との関わりの中でさまざまな課題と向き合うことがあります。治療は医療機関で行われますが、日常生活の中で感じる思いや葛藤について語り合える場は限られています。
今回の交流フォーラムは、当事者同士が安心して対話できる環境を整えることを目的に開催されました。テーマは、なぜ私達は顔に囚われるのかという問いです。学業や仕事、恋愛や結婚など人生のさまざまな局面で感じる葛藤について、それぞれの経験をもとに語り合う時間が設けられました。
本フォーラムは治療法の提案を目的とするものではなく、対話と理解を重視した交流の場です。医療機関内で当事者会が開催されることは、医療と社会をつなぐ取り組みの一つであり、社会的理解を深める機会となりました。当日は18名が参加し、積極的な意見交換が行われました。
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口唇口蓋裂については下記の動画でも説明しています。
▼口唇口蓋裂の基礎知識と治療・ケアを学ぶ 第1回~口唇口蓋裂の基礎と口唇裂の手術~【教えて医誠会】(5分52秒)
▼【第188回】きれいに治す! 口唇口蓋裂の基礎知識と治療(24分40秒)
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=HPAK2MetDPs
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=Qs7lFUHbmSg
各分野から考える口唇口蓋裂と治療の意味
講演では、歯学博士 古郷 幹彦 先生(大阪大学名誉教授、医誠会国際総合病院歯科口腔外科)が「各分野で考える口唇口蓋裂」をテーマに登壇し、機能障害に対する医療的治療と見た目に関する悩みとの違いについて話しました。医療は機能の回復を目標に段階的に進められますが、最終的な満足や納得は一人ひとり異なることが示されました。
また、口唇口蓋裂の治療は出生直後から成人期まで長期にわたるものであり、医療者だけで完結するものではありません。患者さん自身がどのように自分の人生を受け止めていくかという視点も重要であることが共有されました。
質疑応答・トークタイムでは、参加者から率直な質問や体験談が寄せられ、講師や医療スタッフ、ピアサポートメンバーが丁寧に応じました。
多職種連携による長期的診療体制と当日の交流
本フォーラムには、笑みだち会代表 小林 えみかさん、副代表 YOUさんがピアサポートとして参加しました。また、医誠会国際総合病院からは言語聴覚士、臨床心理士も加わり、多職種で交流を支えました。
医誠会国際総合病院 歯科口腔外科では、口腔外科医に加えて矯正歯科医、補綴歯科医、言語専門の歯科医師が同じ診療室で一貫した治療を行っています。生後間もない時期から成長段階に応じた治療を継続し、長期的にフォローできる体制を整えています。言語聴覚士も在籍し、言語訓練にも対応しています。
当日は講演、質疑応答に続き、YOUさんによる弾き語り「鼻曲がりと言われた少年の歌」が披露されました。参加者同士が自然に言葉を交わし、共通する経験を通して理解を深める時間となりました。
医誠会国際総合病院は、医療の提供だけでなく、こうした対話の機会を通じて当事者の思いに触れる取り組みを続けています。
詳しくは笑みだち会ホームページを参照ください。
2/7(土)交流フォーラム開催のお知らせ | 笑みだち会|Angel Smile Association : https://emidachikai.org/archives/1848
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、生成AI、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で3次救急を目指して救急医療を提供、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗しお伺いする救急救命士3名体制の医誠会「病院救急」搬送システムで広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在