Appleは9月20日、「iPhone 11」などと同時に、スマートウォッチ「Apple Watch Series 5」を発売した。バッテリー駆動時間は、ほぼ1日中使える1日18時間。
税別価格は、GPSモデルが4万2800円から、単体で通信可能なGPS + Cellularモデルが4万5800円から。

 新たに、スリープすることのない常時表示Retinaディスプレイを搭載し、従来のように手首を上げたりディスプレイをタッチすることなく、時刻や情報を確認できる。バッテリー節約のため、ユーザーが手首を下げると画面は少し暗くなり、手首を上げたりタップしたりすると最大の明るさに戻る。
 内蔵コンパスは性能が向上し、新たなコンパスアプリを使用することで方位、傾斜、緯度、経度、現在位置の高度がわかる。また、3つのコンパスアプリのうち1つを文字盤に追加でき、方向をひと目で確認できる。
 無料ソフトウェアアップデートとして順次提供する「watchOS 6」は、新機能として周期記録アプリに月経周期の登録が可能になったほか、聴覚に悪影響を与える可能性のあるコンサートやスポーツイベントなどの騒音レベルを確認できるノイズアプリなどを備えており、文字盤にはメリディアン、モジュラーコンパクト、ソーラーダイヤルなどを追加した。
 ケースの素材はアルミニウム、ステンレススチール、セラミック、チタニウムから選択でき、チタニウムは自然な仕上げのチタニウムと、ダイアモンドのようなコーティング(DLC)による深みを帯びた色のスペースブラックチタニウムが選べる。ケースサイズは40/44mmの2種類。
 カラーは、ステンレススチールケースがゴールド、シルバー、スペースブラック、アルミニウムケースがシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色で、今秋にはホワイトセラミックケースも追加発売する。
 ナイキとコラボレーションした「Apple Watch Nike」には、Nikeのウィンドランナージャケットのデザインを元にした新たな文字盤や、新色のNikeスポーツバンド、反射色のNikeスポーツループを追加した。
 「Apple Watch Hermès」には、カラーブロックバンドにデッラ・カヴァッレリアプリントを施した最新バージョンや、Hermèsグラデーション文字盤を備えたオールブラックバージョンなどを追加した。
 なお、「Apple Watch Series 5」の発表に合わせて、継続販売する「Apple Watch Series 3」の価格を改定。
GPSモデルは税別価格1万9800円から、GPS + Cellularモデルは3万800円からと、2017年9月の発売当初に比べ、大幅値下げとなっている。
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