フリマ引越は、ユーザーが引っ越しの荷造りの際に発生する不要品を専用のダンボールに詰めて送るだけで、ラクマへの代行出品を受けることができるサービス。
楽天のラクマ事業開発の土屋信博シニアマネージャーは、「過去1年間に不要となった製品の推定価値は約7.6兆円。ただ、不要品は家に眠っていることが多いので、日常の中では気が付きにくい。そこで、不要品が顕在化しやすい引っ越し時を狙った」と、新規事業開発の背景を説明する。
GLIDEの荒木孝博代表取締役は、「今後も深刻化が懸念される引っ越し難民問題の解決に向けた取り組みとして参画する。引っ越し時は手続きや準備で忙しく、楽に不要品を処分する方法として半分以上の人が選んでいるのはごみ回収。関連して、引っ越し業者に行ってもらえたら嬉しいサービスとしては、『不要品の買い取りや廃棄』があげられている。こうした声に応えていきたい」と語る。
ユーザーは、Hi!MOVEで引っ越しを申し込む際に「フリマ引越」への申し込みを選択。申し込んだら、カラエトから届く専用のダンボールに、ラクマに出品したい不要品を入れて返送するだけ。その後、カラエトがユーザーに代わって不要品をラクマに出品する。
取引が成立した際は、代行送料と代行手数料を差し引いた金額がユーザーの登録口座に含まれる。
期間中に取引のなかった商品は、宅配収納サービス「カラエト」に移される。ユーザーは、1カ月無料で収納サービスを利用しながら、商品を保管し続けるか自宅に返送するかを選択可能。保管を選択した場合は、無料期間終了後に月額550円で保管し続けることができ、いつでも自宅に返送を求めることができる。
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