発表会に登壇したソフトバンクグループの孫正義代表取締役会長 兼 社長は、「異能の才能を持った子どもたちは、学校の一般教育の中では、その才能がつぶされてしまうかもしれない。もっと爆発的に伸ばしたいと考えている。日本で一番の頭脳は東大だと考えて、手を組んだ」と研究所を設立する背景について語った。
同研究所は、東京大学と海外の有力大学の世界最高レベルの研究者を擁した最先端のAI(人工知能)研究機関になることを目指して設立するもの。AIの基盤技術研究やその他の学術分野との融合を目指す基礎研究領域と、さまざまな社会課題へのAIの活用を目的とする応用研究領域の二つの領域で研究を行う。
研究所内では、各研究領域間で密に連携を行う。同時に、研究成果の事業化にあたっては、大学と企業とのジョイントベンチャーの迅速な設立を可能にするために経済産業省が新たに策定したCIP(Collaborative Innovation Partnership)制度を積極的に活動していくという。
【関連記事】
AIは次のステージへ 解決力を問う世界的コンテストでドコモのチームが優勝
AIと音声認識で「人々の生活をもっと自由に」、米グーグルと組む中国企業モブボイ
百度のAI開発大会が開幕、自動運転レベル4に注力と表明
ブラウン、磨き残しを知らせるAI電動歯ブラシ スマホ連携でガイド
ノートPC市場回復の裏に、マイクロソフトの小売り支援テクノロジーあり