実業家の堀江貴文氏プロデュースで3月23日に開催を予定している「ホリエモン祭 in 名古屋」が会場の変更を迫られている。当初、名古屋市西区の「なごのキャンパス」で開催する予定だったが、3月13日、会場側が16日から31日までの外部への貸し出し停止を打ち出したためだ。
名古屋市が3月10日に公布した「新型コロナウィルス感染症の感染拡大を全市一丸となって防止するための条例」などを受けて決まった。

 なごのキャンパスは、廃校になった那古野小学校の校舎施設をオフィスやコワーキングスペース、イベント会場などとして再利用。東和不動産が名古屋市から借り受けて運営している。同社では利用停止の理由として、さらに「愛知県において新型コロナウィルスの感染者が全国2位と大幅に増加している事態を鑑み、新たなクラスターの発生を防ぐため」としている。
 ホリエモン祭 in 名古屋の公式ツイッターでは12日、「会場を変更する為、チケットの販売を一旦停止」と発表。現時点でのチケット購入者数が収容できる会場は確保しているというが、会場は明らかにしていない。チケットは、Yahoo! JAPANのチケットサイト「PassMarket」で販売していた。公式ツイッターでは、「現時点の会場以上に広い会場が確定しましたら、チケット販売を再開」と発表した。
 新型コロナウィルス感染症の感染拡大阻止が叫ばれる中、堀江氏は、もともと予定していたものであり、300人程度で大規模イベントではないという理由で実施を表明した。ネットでは、この時期の開催に対する賛否の意見が拮抗している。(BCN・道越一郎)
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