感染拡大防止のため、多くの自治体で「花見」自粛の動きが広がっている。東京都でも花見のメッカともいえる上野公園を筆頭に井之頭公園、代々木公園などの都立公園で「飲食を伴う宴会等」の利用を控えるよう呼び掛けている。それ以外の場所でも、今年は、シートを引いて車座になって酒を酌み交わす「レガシー花見」を休んで、身を守るための安全な「花見改革」が必要だ。
最も簡単なのは、散策しながら楽しむ「移動型花見」だ。会社の帰り、コンビニで買ったビール片手に満開になった花のトンネルをくぐって歩くのがこの時期のパターン。花見の名所に出かけても、同じようなことをおひとり様、あるいは数人で、歩きながら楽しめばいい。
中国人を筆頭に訪日外国人でごった返す目黒川沿いも、今年は静かな桜が楽しめるかもしれない。とにかく中国は日本の桜が大好きだ。
レガシー花見は体に良くない。満開の時期、夜は肌寒い。花冷えともなればすぐに風邪をひく。そもそも飲みすぎてしまう。気の置けない仲間と酒を飲んでは酔っ払い、口角泡を飛ばしてはくだらない議論の応酬。大声で笑って歌って、濃厚接触もいいところだ。仕方ない。今年は諦めよう。しかし来年は、思いっきり体に悪く、濃厚な花見をしたいものだ。(BCN・道越一郎)
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