日本電機工業会(JEMA)が8月25日に発表した白物家電の7月の国内出荷実績(台数ベース)は、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、ジャー炊飯器の主要白物家電のすべてで前年同月を上回った。7月は長梅雨や気温の低い日が多いなど悪天候に見舞われたが、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加でエアコンや調理家電が好調だった。
国民1人あたり10万円が支給された特別定額給付金も購入を後押しした。

 エアコンは146万台(前年比119.3%)で2カ月連続のプラスだった。冷蔵庫も42万台(109.1%)で2カ月連続のプラス。冷蔵庫の約半数を占める401リットル以上の大容量タイプが好調で、19万台(100.5%)と3カ月ぶりのプラスになった。
 洗濯機は44万台(114.6%)で2桁増の伸びで、2カ月連続のプラスとなった。全自動洗濯機は約6割が8.0キログラム以上の大型タイプで占め、まとめ洗いや大物洗いなどのニーズが高い。
 掃除機も42万台(125.7%)と2カ月連続で大きく伸長。スティック型掃除機のコードレス化や高機能化、軽量化などが進み市場をけん引している。
 電子レンジは26万台(112.8%)で4カ月連続、ジャー炊飯器は46万台(122.1%)で2カ月連続のプラス。在宅時間の増加に伴い、内食の機会が増えたことで需要が拡大した。
 なお、IHクッキングヒーターは6万台(90.7%)となり、4カ月ぶりのマイナスとなった。
 国内出荷全体の金額ベースも2713億円(112.5%)で、2カ月連続のプラスだった。

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