年末の大掃除シーズンになると、長寿命・省エネのLED電球の需要が膨らむ。全国の家電量販店やネットショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」におけるLED電球・蛍光灯の販売台数シェア(2020年1~11月)がまとまった。
年間トップの座に近いのはアイリスオーヤマだ。

 毎年、このカテゴリではアイリスオーヤマとパナソニックが激しいシェア争いを繰り広げ、12月末までもつれ込む展開なのだが、今年は少し様相が異なるようだ。1~11月のアイリスオーヤマの販売台数シェアは32.4%。2位のパナソニックは25.8%となっており、両社の間に6.6ポイントの差が開いている。3位は、NVC Lighting Japanの17.7%だ。
 1~11月までの月ごとのメーカー別シェアの推移をみると、1月からアイリスオーヤマが首位を守り続け、有利に戦いの歩を進めていたことが分かる。12月も、このまま単独完封でフィニッシュするのか。年間販売台数トップベンダーを称える今年の「BCN AWARD 2020」(2019年1~12月集計値)でトップだったパナソニックに何が起きているのか。照明が創業事業でもある同社の底力が見たいところだ。
 気になる1~11月までの機種別の売れ筋モデルでは、上位4機種をアイリスオーヤマの「ECOHiLUX」が占める。型番は、上位から「LDA7L-G-6T62P」「LDA7N-G-6T5」「LDA8L-G-6T5」「LDA4N-G-4T5」となっている。上位10機種をまとめたので、大掃除の買い出し時の参考にしてほしい。
(BCN・細田 立圭志)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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