スティック掃除機を購入する場合、メインで使用するのか、セカンド機として「汚れた箇所だけをサッと気軽に掃除する」ように使用するのか、目的をはっきりさせることが大切だ。
購入後に生じやすい不満が、メインとして使う際の(1)吸引力、(2)ハンドリング(手首の返しやすさ)、(3)ヘッドの高さ、(4)重量、(5)充電・稼働時間――のどれもが要因となりやすい。自分の生活を考えながら、「どの機能を優先し、どの機能を妥協するか?」という取捨選択が必要になる。
例えば、3DKの戸建てで、全ての部屋を一度に掃除したいなら、一般的な機種の30分程度の連続時間より、60分程度の連続時間のスペックを持つ機種が必要になるし、長時間の掃除ということで本体の軽さも外せない項目だ。
また、ペットを飼っているなら、テレビ台やソファーの下にヘッドが入る薄型のヘッドが便利だし、じゅうたんを敷いているならパワーのある回転ブラシを搭載するヘッドが必要になる。
このように、メイン掃除機としての購入を検討するなら、軽さやデザインといった、その時のトレンドだけで選ぶのではなく、自分の生活の中でどのように使いたいのかをベースに、必要機能に優先順位をつけて選ぶといいだろう。
しかし、これがセカンド機としての使用なら話は変わってくる。汚れた箇所だけ気軽に掃除したいのなら、部屋数が多くても掃除時間は短く、稼働時間をあまり気にする必要もないし、少々重くても疲れにくい。あるいは、ペットを飼っていたとしても、毎回のケースならソファーの下まで掃除しなくてもいいだろう。
最後に、メイン機とセカンド機の両方に共通するポイントながら、購入時にはあまり気にされず、実際に使ってから後悔することが多い項目がある。それが「ハンドリング(手首の返しやすさ)」だ。
掃除をしているときに意外と多い動作が、手首を返しながらヘッドの方向を変える動作である。これがスムーズに行かないと手首に負担が掛かる上、毎回掃除するたびのストレスも相当なものになる。特に、スティック掃除機においてハンドリング操作のしにくさは致命的となる。
スティック掃除機を購入する際は、用途やシチュエーションを考慮しながら、ぜひ図で紹介した5項目(特に2が重要)を体感して商品を選んでいただきたいと思う。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。
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