孫会長は投資事業の実績を紹介しながら、「通信事業者なのに、と投資事業を寄り道かのように言われることもあるが、通信事業は10数年前からのもの。その前、約25年前のインターネット揺籃期にはスタートアップ企業に投資して、金の卵をつくる練習をしていた」と説明。「継続して利益が出る仕組みが経営。専門分野、地域別で特化したチームを作って進めている」という。
また、これまでは情報産業に力を入れていたが、今後はAI革命に特化していく方針だ。これについて孫会長は、「インターネット革命が産業として置き換えたのは、GDPの1%を占める広告産業、10%の小売産業。それだけで世界のトップ10のうち8社くらいはインターネットが占めることになった」としながら、AIはより広い分野を書き換える可能性を秘めていると期待する。
なお、ソフトバンクグループの21年3月期第3四半期の決算は、売上高が約4兆1380億円(前年同期比6.1%増)、税引前利益が3兆3615億円(同133.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が3兆552億円(541.1%増)だった。
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