アイリスオーヤマは、政府がマスクの性能の目安となる日本産業規格(JIS)を制定したことを受けて、同社のマスク全商品について一般用マスクおよび医療用マスクの規格「JIS T9001」認証取得に向けて申請を進める方針を明らかにした。

 同社は、2007年からマスク市場に参入しており、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)で生産を続けてきた。
20年には、新型コロナウイルス感染症に関する問題の長期化を受けて、宮城県角田工場の一部を改修し、マスクの国内生産も開始した。
 「JIS T9001」認証を取得することで、「ナノエアーマスク」をはじめとする不織布マスクを、医療用マスクの認証を取得したマスクとして販売していく。なお、今年度中に生産開始予定の医療用N95マスクは、「感染対策医療用マスク」規格(JIS T9002)の取得を目指す。
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