21年6月に販売されたTWSのうち、ノイズキャンセリング対応製品の販売数構成比は47.1%と過去最高を記録した。19年1月時点は10%にも満たなかったが、7月にソニーが「WF-1000XM3」を発売したことで11.7ポイント増の15.7%を記録。10月にはアップルが「AirPods Pro」を発売したことで20%を超え、11月には31.9%まで上昇した。20年になると、パナソニックやゼンハイザーなどのメーカーも対応製品を発売し始め、市場は更に盛り上がりを見せた。5月には初めて40%を突破し、その後も4割前後で推移していた。
特に影響が大きいのは「AirPods Pro」だ。21年6月に販売されたノイズキャンセリング対応TWSの47.5%を占めた。ソニーの新機種「WF-1000XM4」が20.3%と続く。6月25日発売ながら予約段階から好調な販売数を記録している。このほか、比較的低価格な製品も登場し始めており、以前より購入の敷居が下がってきたことも構成比拡大に貢献しているようだ。
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