●ひんやりした風に当たってすばやく涼める
冷風扇はその名の通り、冷たい風が心地よく吹くのが最大の魅力。背面から吸い込んだ空気が、水分を含んだフィルターを通ることで冷たい空気になり、ファンで送風される仕組みとなっている。
また、冷却パックが2個付属しており、冷凍庫で冷やした冷却パックを水タンクに入れることで、出てくる空気をより冷やせる。実際に冷却パックを入れる前と入れたあとでは、風の冷たさに少し変化を感じた。とはいえ、エアコンをつけた部屋で使うのであれば、水のみでも差し支えないだろう。
冷風扇の風は「冷たい」と感じるほどではなく、「ちょっとひんやりしている」というくらい。これなら風呂上がりなど汗をかきやすいときに風に当たっても、身体が冷えすぎることはない。
●エアコンとの併用が効果的
先述の通り、冷風扇は水タンクに入れた水を蒸発させて空気を冷やす。そのため、締め切った部屋で使うと湿度が上がってしまう。また、湿度の高い部屋で使うと、水が蒸発しにくいので冷風効果を得にくい。
冷風扇を使う場合、風通しの良い場所もしくはエアコンとの併用が望ましい。筆者はお風呂上がりや出先から帰って「急いで涼みたい!」と思ったときに使うので、エアコンと併用している。
エアコンとの併用だと電気代の節約にはならないが、風通しのいい場所で冷風扇だけで過ごすのであれば、電気代は1か月あたり約356円(1日8時間、30日使用した場合。電気代は電気料金目安単位27円/kWhで計算)。扇風機では暑いが、エアコンはあまり使いたくないという人にもおすすめできる。
●就寝時にも使えるタイマー機能を搭載
1万2800円という手頃な価格帯だが風量は4段階。設定した風量で運転する「連続」、風量を変化させて自然の風に近いリズム風を出す「リズム」、リズム風で運転して、徐々に風量を弱める「おやすみ」の三つのモードを搭載する。
また、1/2/4/8時間を設定可能な切タイマーと入タイマーも備える。
冷風扇は手入れしやすいのも、おすすめしたい理由の一つ。本体背面の給水口カバーを外し、カバーと吸気口のほこりを掃除機などで吸う。また、水タンクの本体内部と給水口を吹いたり、給水口、水タンク、水タンクのフィルターは水洗いしたりする。洗剤やブラシなど道具をほとんど使わずに掃除できるのはありがたい。
扇風機やクーラーだけでは快適な環境になっていないと感じている人は、アイリスオーヤマの「冷風扇 マイコン式 CTF-01M」を試してみてほしい。今年の夏は心地よい涼しさで身体を優しく冷やそう。(TEKIKAKU・今西絢美)
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