サイゼリヤは9月13日に、アルファクス・フード・システム(山口県・山陽小野田市)の配膳AIロボット「サービスショットα2号機」の実証実験を、同社が展開するイタリア料理店「サイゼリヤ」の「サイゼリヤ台場フロンティアビル店」にて開始していることを発表した。

 「サービスショットα2号機」は、1号機の各店舗での運用ノウハウをベースに改良を加えた、価格的にもリーズナブルな配膳AIロボットで、配膳・下げ膳・案内の3モードで運用できる。

 アルファクス・フード・システムは、ロボットに名前を付けておらず、ボディもカスタマイズ可能な白で提供するため、自社だけのロボット名が付けられ、カスタマイズペイントによって自社だけのロボットに装飾することができる。
 サイゼリヤは、「ロボットの活用はお客様の利便性が第一」を実証スローガンに、配膳だけでなく、食事後の皿の回収(下げ膳)をどう執り行うかを、来店客や従業員の目線から確認して確立させ、店舗拡充を予定する。
 実証実験は8月5日から少しずつ実施されており、継続する点や改善する点などの洗い出しが行われている。また、目や口の表現が豊かなロボットがとても愛嬌があると、子どもや女性から好評を得ており、今後も実証実験を継続していく。
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