発表会に登壇したサードウェーブの執行役員 製品・マーケティング 佐藤和仁 統括本部長は、「国内におけるPCの形状は、ノートPCが圧倒的なシェアを占めている。また、テレワーク化が進み、PCと言えばノート型という印象が深まった。一方、ゲーミングPCはまだデスクトップ型が主流。ただ、ノート型を求める声は着実に増えてきている。人気ゲームのマルチプラットフォーム化も進み、より上質な体験を求めてゲーミングPCに移行するユーザーが増えた際に、その受け皿となる製品を用意した」と、新製品が登場した市場背景について説明する。
新製品は、インテルと共同で設計した第1弾製品、「GALLERA GCR2070RGF-QC/GCR1660TGF-QC」の後継機。「Game&More」のコンセプトを踏襲。基本性能面ではインテルの第11世代 Core i7-11800H、NVIDIA GeForce RTX30シリーズを搭載する。さらに、GALLERIAゲーミングノートPCの15.6インチモデルでは初の240Hz駆動液晶パネルを採用した。
高性能を維持できるよう、冷却性能もアップグレード。液体金属グリスを使用することで、排熱が引き起こすパフォーマンスの低下を最大限減少させ、動作安定性の向上を図っている。
コンセプトの「Game&More」は、GALLERIA U Seriesならゲームをする時間もそれ以外もフルで使い倒せる、という想い。高さ(最薄部)21.6mm、重量約1.96kgの軽量設計で、外出時や室内の持ち運びに配慮した。ボディには軽量で強度に優れたマグネシウム合金ボディを採用することで軽さと堅牢さを併せ持つ。薄く軽く、スーツにもカジュアルスタイルにも合う仕上がりだという。
GALLERIA UL7C-R37は、NVIDIA GeForce RTX 3070、8GB LAPTOP GPU+インテル UHD グラフィックスを搭載、ストレージが1TB NVMe SSD、バッテリ駆動時間が8.8時間、価格が22万9980円。UL7C-R36は、NVIDIA GeForce RTX 3060、6GB LAPTOP GPU+インテル UHD グラフィックスを搭載。ストレージが500GB NVMe SSD、バッテリ駆動時が9.6時間、価格が18万9979円としている。
サードウェーブのゲーミングPCは、2019年から2020年にかけて、売上が2倍以上に成長している。その中核を担ったのが従来機種。後継機にもさらなる活躍が期待されそうだ。
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