「パタパタ」発車案内装置は、京急線では1986年12月25日に京急川崎駅に初めて導入され、順次他駅にも展開、最大時は10駅ほどに設置されていた。視認性がよく豊富な表示が可能であることから、導入当時は案内表示板の主流だったが、時代の流れとともにLED表示式への転換が進んだ。現在京急線では、京急川崎駅ホームにある、初代から更新が行われた二代目の発車案内装置を残すのみとなっており、今回の更新工事で、「パタパタ」発車案内装置の35年間の歴史に幕を閉じることになる。
京急電鉄では、音をたてながら表示を変え、現代では「レトロ感がある」との声もあった「パタパタ」発車案内装置の引退を惜しみ、想い出として多くの人々の手元に残してもらうため、「パタパタ」発車案内装置を再現した「パタパタ」発車案内装置引退記念乗車券を発売する。2000セット限定で、価格は2500円。販売は事前抽選となり、申し込み期間は1月14日から20日まで。2月1日までに当選・落選問わずメールで通知する。
また、「パタパタ」発車案内装置引退記念特別ナイトツアー(京急EXイン宿泊つき)の実施や、引退記念グッズの販売を行う。
「パタパタ」発車案内装置引退記念特別ナイトツアーは、京急川崎駅で「パタパタ」発車案内装置の仕組みを紹介したのちに、参加者のリクエストに応えた様々な案内を表示し、グッズなどが当たる抽選会を実施する。ツアー終了後、参加者は京急川崎駅に隣接する京急EXイン京急川崎駅前に宿泊できる(朝食付き)。ツアー代金は1万8000円。募集人数は20人で、応募期間は1月14日から20日まで。
引退記念グッズとしては、「パタパタ」発車案内装置をデザインした各種グッズを2月上旬に発売する予定。ラインアップは、「アクリルキーホルダー」(参考価格601円)、「マグネット」(参考価格501円)、「定規」(参考価格501円)を用意している。
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