NANSEI PLUSでは、同日に世田谷区との連携によって一体的に整備を行っている広場「ののはら」が完成し、広場に面する園芸ショップとアートギャラリーが順次オープンすることで「下北線路街」が全面開業となる。
2022年1月には、NANSEI PLUSにおいてミニシアターも入居する核となる施設「(tefu) lounge」と、食をテーマにした路面店が先行オープンしており、3月末には世田谷区とともに整備した緑の空間「ののはら」が完成、4月13日には地域の緑を守り育むコミュニティ団体と共同する園芸ショップ「シモキタ園藝部 ののこや」がオープンした。さらに、5月28日にはシモキタカルチャーを加速させるアートギャラリー「SRR Projects」が開業し、「下北線路街」の全面開業を迎える。
園芸ショップ「シモキタ園藝部 ののこや」では、地域で採れたハーブと蜂蜜を使ったハーブティーのティースタンドと、園芸関連の物販を行い、屋上にもスペースを設けて「ののはら」の風景とともに地産のハーブティーを楽しめる。
緑を介したまちづくりを担う拠点としてコミュニティスペースも設けており、地域の緑を守り育む団体であるシモキタ園藝部が運営を担当する。シモキタ園藝部は、まちの緑を守り育てる方法を学ぶスクール「シモキタ園藝學校」を開校し、参加者とともに「ののはら」をはじめとした下北線路街全体の緑の手入れを行い、育てていく。
アートギャラリー「SRR Projects」は、絵画やオブジェ、空間全体をアートとして捉えるインスタレーションなど、さまざまな表現方法によって「下北線路街」のコンセプト“であう、まじわる、うまれる”を成熟させるアーティストの作品を展示する。運営は、ブロックチェーンを活用してアートのためのインフラを構築するスタートバーンが担当し、作家・田村友一郎氏が手掛ける初回展示では、シモキタエリアの過去・現在をインスタレーションで表現する予定となっている。
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