BCNランキングで液晶ディスプレイをゲーミング用途で絞ると、21年は販売数量が前年比で15.5%増、金額が32.8%増と拡大を続けている。新型コロナウイルスの感染対策で外出を控える傾向があったことから、家の中で遊べるゲームをより深く楽しむためのツールとして注目を集めた。
ゲーム用途のディスプレイは、高精細な映像や豊かな色彩を表現するパネル、デバイスからの入力を素早く反映する低遅延モードなど、高い性能を備える。このことから、テレワーカーやクリエイターが仕事や趣味のために高性能なディスプレイを求めてゲーミング液晶ディスプレイを選択する、といったケースもみられる。
同市場の成長をけん引しているのは、ゲーミングブランド「GigaCrysta(ギガクリスタ)」を展開するアイ・オー・データ機器だ。性能と価格のバランスはもちろん、5年間保証や土日もつながる電話サポート窓口の整備など、手厚いサポートが購入を後押ししている。
21年のゲーミング液晶ディスプレイ市場では販売数量シェア28.0%と、4人に1人がGigaCrystaを選んでいる状況だ。2位とのシェア差は10ポイント以上。液晶ディスプレイ市場でもシェアNo.1に輝いており、ディスプレイ市場で大きな存在となっている。
GigaCrystaの新商品で注目は、6月1日に発表した、144Hz&4K対応31.5型のゲーミングモニター「LCD-GCU321HXAB」。
また、暗いシーンでの視認性を向上させる「Night Clear Vision」など、快適なゲーム体験を手厚くサポート。オーバードライブ機能で1ms(GTG)の高速応答を実現しながらも、HDRディスプレイの表示品質の高さを表すDisplayHDR400(信号入力としてはHDR10対応)の認定済であるため、1台でFPS、MMORPGなど幅広いジャンルのゲームでマルチに使うことができる。
●“公式推奨・採用”の信頼感
アイ・オー・データ機器が人気を集める理由の一つに、ブランドへの信頼感がある。個人が購入することはもちろん、eスポーツ専門学校「eスポーツ高等学院」や、NTTe‐Sportsが運営するeスポーツ施設「eXeField Akiba」もアイ・オー・データ機器の液晶ディスプレイを導入している。
このほか、スクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXIV」や、セガの「PSO2 ニュージェネシス」といったゲームタイトルの推奨モデルに選ばれている機種があったり、セガ「ぷよぷよeスポーツ」やコナミデジタルエンタテインメント「eBASEBALL プロリーグ」大会公式機材として採用されている機種があったりと、幅広く活躍している。プロゲーミングチーム「父ノ背中」や「REJECT」のサポートといった活動もゲーマーからの支持につながっている。
21年のゲーミング市場のメーカー別シェア推移をみると、1月には大きなリードを確保していたアイ・オー・データ機器。次第に競争が激化しているものの、トップを維持したまま21年を終えた。もうすぐ折り返しとなる22年には、4月に投入した新製品やコスパを重視したモデルが売れ始めている。海外メーカーとのシェア争いの行方を、今後も追っていく。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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