Oticon Ownは、IIC、CIC、カナル(ITC)、ハーフ、フルの5種類のスタイルを用意しており、最小サイズのIICスタイルは、装着していても10人中8人の耳で見えないサイズとなっている。適合範囲は、CICが90まで、カナル(ITC)、ハーフ、フルが100までと、より幅広いユーザーに見えにくい補聴器の提供を実現した。また、従来はIICのみ選択可能だったブラックカラーを、全てのスタイルで選べるようになっている。
心臓部は、同社の最新プラットフォームである「ポラリス」で、世界から収集した1200万の音情景を基に訓練された補聴器専用の人工知能「DNN」を搭載する。「DNN」によって、静かな環境からさまざまな人が集うにぎやかな環境まで周囲の状況を認識するとともに、聞きたい音と背景騒音とのコントラストを明確にすることで、にぎやかな環境における会話の手がかりへのアクセスを最大30%高めつつ、聞くための持続的な努力を30%軽減した。
さらに、従来さまざまな場面で補聴器ユーザーを悩ませてきた、帽子をかぶる、電話を取るなど急な動作や姿勢を変えた際に予期せず起こる「キーン」といったハウリングを、音環境の変化を1秒間に追加で5万6000回監視する検出器による音響分析と、高度な処理システムの組み合わせによって防いでいる。
カナル(ITC)、ハーフ、フルは、2.4GHzの外部機器との接続に対応しており、外部機器接続の場合は補聴器でお気に入りの音楽を聴くことや電話の受信など、高品質なダイレクトストリーミングを利用できる。また、iPhoneやiPadと接続した場合は、アップルの双方向補聴器サポートによって、ハンズフリー通話も楽しめる。
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