個人情報が気になりつつも、つい手紙やはがきをそのまま捨てている人は多いはず。とはいえ、シュレッダーを買うとなると値段や置き場所が気になるのも事実。
マーカーで宛名を消したり、ハサミで小さく切ったりして捨てるのもいいが、毎回それをするのも億劫だ。そんな人にぴったりなのが、無印良品の「ハンドシュレッダー」。990円というリーズナブルな価格なので気軽に試せる。今回、実際に使ってわかったメリットとデメリットを紹介しよう。

●電源不要なのでどこでも使える
 無印良品のハンドシュレッダーは、電源が不要な手動式なので、使う場所を選ばないのが大きな強みだ。書斎やリビング、オフィスの自分のデスクなど、電源がない場所でも手軽に使える。
 使い方はシンプルで、裁断したい紙を裁断口に挟み、ハンドル部分を回すだけ。本体右に小さなハンドルが付いているので、ここを右手でくるくると回すと紙が裁断される。
●裁断できるのはコピー用紙2枚まで
 手軽に使えることはわかったが、注意したいのが一度に裁断できる枚数だ。裁断できるのはコピー用紙2枚分の厚さまで。A6用紙なら2枚、はがきは厚みがあるので1枚だが、裁断口ははがきサイズなのでA4用紙は縦に折って1枚となっている。
 役所からのはがきなどは紙をめくって中身を見るタイプのものが多いが、その場合は広げて裁断する。
できるだけ紙を薄くしてから裁断しないと破損の可能性があるので注意したい。
 また、据え置き型のシュレッダーのように裁断後の紙を溜める部分がないので、ゴミ箱の上で使うのがマスト。とはいえ、裁断した紙は縦にカットされるだけなので、そこまで散らばるという印象はなかった。
●家庭用として割り切って使うのがベスト
 正直なところ、書類を何枚も裁断したいという人には不向きだと感じた。とくに、ビジネスシーンとなるとA4用紙を使うことが多いので、いちいち半分に追って1枚ずつしか裁断できないというのは時間も手間もかかる。
 しかし、家庭でたまに届くはがきや書類の宛名を裁断したいのであれば、かなり重宝するアイテムになる。実際、筆者もリビングに常備して、スキマ時間に不要なはがきや書類を裁断してから捨てるようになった。いつでもどこでも使えるからこその利便性をぜひ感じていてほしい。(フリーライター・今西絢美)
【関連記事】
一部自治体で広がる家庭ごみの戸別収集 ホームセキュリティのニーズ高まる?
本日オープン! 関東最大級の大型路面店「無印良品 板橋南町22」
日用品中心の「無印良品 500」、1号店・JR三鷹駅構内にオープン
再開発進む「池袋」で大型家電量販店が激突? そごう・西武の売却報道でヨドバシカメラの名が急浮上
編集部おすすめ