セコムは4月24日に、日本初となるApple Watchの転倒検出機能と連携したセコムへの緊急通報と、日常の健康管理が可能な「YORiSOS(よりそす)」アプリの提供を、App Storeにて開始した。利用料は月額550円で、屋外への駆け付け要請には1回1時間あたり別途1万1000円の費用が発生する。
また、利用にあたっては「セコム・ホームセキュリティ」の契約が必要となる。

●Apple Watchの転倒検出機能と連携、日常の健康管理もサポート
 「YORiSOS」は、Apple Watch/iPhone専用アプリで、ボタンを押すだけでいつでもセコムへ緊急通報とサポート要請ができる。
 Apple Watchの転倒検出機能と連携する日本初のアプリであり、Apple Watchが激しい転倒を検出した際に連携して起動し、セコムへの通報が可能となっている。さらに、Apple WatchとiPhoneで記録されたヘルスケアデータを使用した、日常の健康管理にも対応する。
 身に危険を感じた場合や、体調不良で不安を感じた際に、「YORiSOS」からセコムへ緊急通報(セコムSOS)すると、セコムのオペレーターから電話が入り必要に応じて緊急対処員による駆け付けなどを要請できる。
 Apple Watchが激しい転倒を検出した際に、119番通報を促す機能と連携して「YORiSOS」が起動し、セコムへスムーズに通報することも可能となっている。
 Apple Watchで記録した歩数や睡眠時間を、iPhone上の「YORiSOS」アプリに表示して、厚生労働省が定める毎日の推奨歩数と睡眠時間の目標値に対する達成度を表示する機能も備える。1週間分の結果は「Weeklyレポート」として通知されるほか、Apple WatchまたはiPhoneのデータから、不規則な心拍、激しい転倒、歩行の安定性の低下の症状がみられる場合は「セコムアシストレポート」を通知し、早めの相談や対策を促す。また、セコムの看護師に電話で健康相談できる「ほっと健康ライン for YORiSOS」を通じたアドバイスも受けられる。
 ほかにも、「セコム・ホームセキュリティ」のオプションである「いつでもみまもり」アプリを通じて、「YORiSOS」利用者による通報ボタンの利用状況、歩数、睡眠時間、位置情報を確認することも可能であり、よりきめ細やかな見守りを実現している。
 4月24日~6月30日の期間には、「YORiSOS」の配信開始を記念して「セコム・ホームセキュリティ WEB限定パック」契約者を対象に、「Apple Watch SE」(40mmまたは44mmモデル)をプレゼントするキャンペーンを行う。
 同期間中に「セコム・ホームセキュリティ WEB限定パック」を契約し、9月30日までにサービスを開始する必要があり、「セコム・ホームセキュリティ NEOプラン」(レンタル)と「セコム・ホームセキュリティ スマートNEOプラン」(レンタル)が対象となる。

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