三井不動産と三井不動産グループのShareTomorrowは、移動式ユニットを活用した都市部の遊休不動産の新たな有効活用事業「HUBHUB(ハブハブ)」4施設を順次開業する。

●「御徒町」「横浜天王町」「下北沢」「新百合ヶ丘」で展開
 三井不動産グループでは、「不動産業そのもののイノベーション」へ向けた取り組みのひとつとして事業提案制度「MAG!C(マジック)」を推進している。
「HUBHUB」は、「MAG!C」によって生まれた新規事業であり、都市部に新たな需要を生み出すことを目指す。
 2021年11月から「HUBHUB日本橋人形町」での実証実験を踏まえ、2023年7月に「HUBHUB御徒町」(東京都台東区上野)、8月に「HUBHUB横浜天王町」(神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町)、「HUBHUB下北沢」(東京都世田谷区代沢)、9月に「HUBHUB新百合ヶ丘」(神奈川県川崎市麻生区万福寺)を開業する予定。6月12日から「HUBHUB横浜天王町」の先行早割チケット(最大50%オフ)の販売を開始しており、今後、各施設の予約を開始する。
 「HUBHUB」は、移動式ユニットを活用し、地域のニーズや立地にあわせ、サウナをはじめ、BBQ、パーティー、シアター、フィットネスジム、プールなど、自宅では実現しづらいコンテンツを提供する。また、スクラップ&ビルドではない資源循環型のビジネスモデルにより建設廃棄物による環境負荷を減らし、SDGsへの貢献を推進する。
 HUBHUB御徒町(トレーラー数3台)は、これまで活用されていなかったJR山手線の鉄道高架下を新たに利活用するプロジェクトで、サウナ×デジタルシアター×カフェの「情報発信空間」となる。2種類のサウナは、それぞれ最大4人で利用可能で、セルフロウリュできるフィンランド式サウナ・水風呂・外気浴スペースを備えている。通常時カフェとして営業しているユニットは、貸切パーティーなどでも使用できる。予約開始は6月30日の予定。
 HUBHUB横浜天王町(トレーラー数4台)は、相鉄線高架下施設「星天qlay」に誕生し、サウナとBBQができるユニットで構成。セルフロウリュできるフィンランド式サウナ・水風呂・外気浴スペースを備えたサウナユニットと、プロ仕様の鉄板焼きテーブルと動画視聴サービス対応のプロジェクターを備えたBBQユニットからなる施設となっている。
 HUBHUB下北沢(トレーラー数5台)は、コインパーキングだった場所を新たな賑わい拠点に変えるプロジェクトで、サウナ×サイレントシアター×ボタニカルカフェの新しい「ととのい空間」。
5種類のサウナに3種類の水風呂がある男女別サウナと、グループ向け貸切サウナの合計3つのサウナユニットを用意している。それぞれにセルフロウリュできるフィンランド式サウナ・水風呂・外気浴スペースを備えている。次世代型映像体験を提供するサイレントシアターでは圧倒的な没入感を体験できる。通常時カフェとして営業しているユニットは、貸切パーティーなどでの使用も可能。
 HUBHUB新百合ヶ丘(トレーラー数10台)は、水着で楽しむサウナ&プールに加え、ジムとデジタルアトラクションを備えた最大規模のHUBHUB。3つのサウナとプール、水風呂があり、サウナやプールとセットで利用できる3つの客室ではゆったりとリラックスできる。ほかには移動型パーソナルトレーニングシステム「MYNIMAL GYM」、移動型デジタルアトラクション「DIGITAL PLAY BOX」、BBQユニットで構成されている。なお、サウナユニットの1つは「HUBHUB日本橋人形町」の実証実験で使用したユニットを活用している。
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