●4つの機能で「いま」から「いざ」に備えよう
約377万人の人口を抱える横浜市は河川や傾斜地も多く、災害発生時は予想以上の被害が生じる心配もある。横浜市避難ナビは、平常時の「いま」から災害時の「いざ」まで避難行動を支援する市の公式アプリで、このほどダウンロード数が60万を突破した。
アプリの機能としては防災情報や防災学習コンテンツ、避難所検索、体験機能などに加えて、災害発生時の安否情報の確認機能なども備えている。今年の6月からは新たに気象庁の「キキクル」と連携し、大雨による洪水や浸水、土砂災害の危険度がどこのエリアで高まっているかも確認できるようになった。
体験機能はAR技術を使って水害で浸水した状況を疑似体験できる防災ARと9月から追加された機能で、高所に避難する際の高度の感覚を事前に知ることができる高度体験の二つ。防災ARについては現在iOSのみの対応で、Androidは準備中だ。
ハザードマップでは居住地域や現在いる場所の危険性を知ることができ、いざというときは避難所の検索や避難所までのルートの確認、避難所の開設状況も確認可能だ。
また、居住地域や家族の状況などを事前に設定しておくことで、災害の警戒レベルに応じた避難行動計画を作成しておけるマイ・タイムライン機能も搭載。災害時はこのマイ・タイムラインと連動した避難情報がプッシュ通知される仕組みだ。
防災に対する意識を高め、事前の備えを整えて災害発生時の避難行動も支援する横浜市避難ナビは無料アプリ。いざというときのためにもインストールしておいて損はないこと間違いなしだ。
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