AHSは10月26日に、次世代歌声合成ソフトウェア「Synthesizer V」上で利用可能な歌声データベース「Synthesizer V AI Eri」「Synthesizer V AI Sheena」「Synthesizer V AI Hayden」のダウンロード販売を開始した。いずれも価格は9680円。


●「Synthesizer V AI Eri」は、ラップミュージックに最適化
 「Synthesizer V AI Eri」は、ラップミュージックに最適化された女性歌声データベース(収録言は日本語)で、低めのキーを得意とする耽美的なけだるさを感じさせる歌声が特徴となっており、ラップだけでなくメロディの歌唱ではポップの中音域からパワフルなファルセットまで、幅広い音域を得意としている。対応ボーカルスタイルはRelaxed/Focused/Aggressive/Singing。
 「Synthesizer V AI Sheena」は、メランコリックで独特な歌声と力強さを併せ持つ、せ持つ、バイリンガルな女性歌声データベース(収録言語は日本語と英語。ただし、「Synthesizer V Studio Basic」では日本語のみとなる)で、特にR&Bやソウル、ブルースを得意としているものの、情緒的なポップスなどにもよく合う歌声となっている。対応ボーカルスタイルはSoft/Clear/Chest/Tense。
 「Synthesizer V AI Hayden」は、低中音域でのハスキーさが特徴的な男性歌声データベース(収録言語は英語)で、柔らかい歌声で吐息感があり切なささえも感じさせる歌声から、2000年代初頭のポップスやオルタナティブロックなどの曲を彷彿とさせる。対応ボーカルスタイルはSoft/Clear/Heavy/Powerful。
 「Synthesizer V AI Eri」「Synthesizer V AI Sheena」「Synthesizer V AI Hayden」いずれも、楽曲内のパートごと、または楽曲の方向性に合わせて最適な声質、歌い方を探ることができる。なお、ボーカルスタイル機能を利用するには、「Synthesizer V Studio Pro」が必要となる。
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