ミームから仮想通貨に!?　DOGEのモチーフは日本在住の柴犬だった
日本の柴犬が海外のミームとして定着（画像はイメージ） 画像（1枚）
【こっそりミームを教えます・130】 ネット上に日々生み出されるミームたち。何を意味し、どうして拡がったのかが分からないものまで多くのミームが存在している。
今回紹介するのは、海外で定着している「DOGE」と呼ばれるミームだ。どのような経緯で誕生したのか見ていこう。

●仮想通貨にもなった超有名ミーム・DOGE
　「DOGE」はDOG（犬）のスペルをわざと崩したミームであり、犬を表す言葉。日本でいうところの「イッヌ（犬）」と同じく、ネット上で楽しまれるネットスラングの一つだ。海外でよく使われていたDOGEだが、あるタイミングで爆発的に広まることに。そのきっかけが、日本で暮らす「かぼすちゃん」と呼ばれる柴犬だ。
　かぼすちゃんの飼い主であるブロガーが、ある日1枚の画像を投稿。飼い主にとっては日常のさりげないワンシーンなのだろうが、何とも言えない表情でカメラを見つめるかぼすちゃんの姿は世界中のユーザーを虜にした。
　ネットユーザーのツボに入ったことで、かぼすちゃんの画像を基におもしろ画像を制作する人が続出。「DOGEといえば、かぼすちゃん」と考える人も現れるほど、かぼすちゃんで作られた画像は世界中に広まったのだ。
　その後、かぼすちゃんはミームに留まるだけでなく仮想通貨の世界にも進出。一般の人にも知られる「ドージコイン」と呼ばれる仮想通貨のモチーフとなり、仮想通貨時価総額ランキングで9位にまでランクインする注目通貨となった。

　1枚の画像から、多くの人に知られるようになった柴犬のかぼすちゃん。愛犬を飼っている方は、かぼすちゃんのような表情を撮ることに挑戦してみてはいかがだろうか。（フリーライター・井原亘）
「DOGE」だけじゃない！ 是非チェックしたいその他トレンドワード
・センイル
・モクバン
・乱舞のメロディ
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井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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