ヴァル研究所は、同社の提供する経路検索アプリ「駅すぱあとアプリ」のiOS版、Android版における経路検索結果で、JR東日本をはじめとした首都圏の鉄道事業者5社局(JR東日本、京王電鉄、東京メトロ、東京都交通局、西武鉄道)の、リアルタイムな運行情報の提供を1月23日に開始した。

●「経路変更を余儀なくされる」を回避
 駅すぱあとアプリでは、これまで時刻表機能によって首都圏を運行するJR東日本をはじめとする一部対応事業者のリアルタイム運行情報を提供していた。
対象路線の駅の時刻表を表示させると、「通常運行」または「遅延時分」と「発車/到着見込み時刻」が表示されるというものだ。
 今回、開始されたリアルタイムな運行情報の提供では、「出発地」から「到着地」を指定した際の経路検索結果に、リアルタイムな運行情報を表示するようになった。
 従来、駅すぱあとアプリのユーザーは表示された複数の経路から「所要時間/運賃/乗り換え回数」などをもとに実際に利用する経路を検討していたが、今回のリアルタイムな運行情報の提供開始によって、「現在の遅延状況」も考慮して経路を選べるようになり、駅に着いたら列車が遅延していて経路変更を余儀なくされる、といったトラブルの回避も期待できる。
 なお、経路検索結果におけるリアルタイムな運行情報の表示は、1月23日にリリースされた「駅すぱあと for iPhone v3.50.0」「駅すぱあと for Android v3.38.0」で対応している。

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