【最近気になる注目ワード・29】 日本には数々の地名があり、思わず間違えてしまうことも多い。いまネット上では、滋賀県と群馬県の両方にある「草津」が話題になっている。
詳しく見てみよう。

●同じ「草津」でも見所が違う!
 滋賀県草津市の観光協会ホームページには、「滋賀県草津市には 温泉はございません。」という文言が。さらにその下には「草津温泉をお探しの方はこちら(草津温泉協会様サイト)」と草津温泉へのリンクも親切に張られている。確かに「草津」と聞くと、群馬県の草津温泉を思い浮かべてしまう人が多いかもしれない。
 実際にこの文言を見た人からは「この前、勘違いしてた人いたなぁ」「ずっと勘違いしてた!」という声が上がっている。また「関東の人にとって草津温泉は群馬が常識だけど、関西人はそうじゃないかも?」「関西の人に間違えている人多いよね」と地理的な理由を考察する意見もみられた。
 ちなみに滋賀県草津市のホームページのロゴマークは「温泉マークに斜線」であり、「温泉はないですよ」というイメージになっている。完全に草津温泉を意識しているといえるだろう。
 ちなみに群馬県の草津町と滋賀県の草津市には、どちらも「大津」という地区が存在しており、さらにどちらも「大津」に隣接しているという偶然がある。これでは間違えてしまうのも仕方ないかもしれない。
 滋賀県の草津市には琵琶湖、国指定史跡の草津宿など、観光スポットが豊富にある。こちらの草津も、観光先として群馬に負けない実力を持っている。
2つの「草津」を初めて知った人も多いかもしれない。機会があればぜひ両方の地域を訪れてみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)
「草津市」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
・使い捨てカメラ
・体育館の小窓
・子供部屋おじさん
・コンプレックス人狼
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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