●「兵庫でやってみんね」まさかの無茶振り
ハンバーガーと言いつつ、コッペパンに挟まれたホットドッグ型で、鉄板で焼いたハンバーグと炒めキャベツをぎっしり詰め込んだファンキーな一品。テレビで見る度に「食べたい…」と恋焦がれていたら、なんと、兵庫に2023年10月にオープンしていた…!
しかも店は北条鉄道の法華口駅舎内にある。ある、というより駅そのものが店だ。そもそも北条鉄道は粟生~北条町を結ぶ第三セクターのローカル線で、沿線の駅は概ね木造の無人駅。地元の人が管理者となってボランティア駅長を務めている。
『今屋のハンバーガー兵庫』を開いたのは、近くの小野市に住む主婦の久語幸紀さん。YouTubeで見た『今屋のハンバーガー』に憧れて福岡まで食べに行ったところ、店主の今崎勝美さんに「兵庫でやってみんね」とまさかの無茶振りをされたという。普通そこで「じゃあやるか」とはならないのだが、息子の高校卒業を機にふつふつと開店への意欲が湧き上がったという。
意を決して師匠(今崎さん)のもとで2週間修業。秘伝のケチャップソースも、ハンバーグも、パンの焼き方も、全て同じレシピと手法を習得した。次は店舗を…と探していたところ、法華口駅の管理者である知人に紹介され、駅舎で開くことに決めたのだ。
●駅長室でジュージューと肉を焼く不思議な光景
「ここ、お客さんはほとんど来ないよ」と知人は言ったが、大正10年築の重要文化財であるレトロな駅舎の雰囲気が気に入って即オープン。
余談だが私は、別の用事でたまたま法華口駅に降り、ホームにただならぬ良い匂いが漂っていることを訝って中を覗いたのだ。すると駅長室でハンバーグをジュージュー焼いている世にも稀な光景が。しかも聞くとあの「今屋」の暖簾分け店という。この時ほど自分の嗅覚グッジョブと自賛したことはない。
牛と豚の合い挽き肉にたっぷりの玉ネギが入ったハンバーグはジューシーでふわふわ。炒めキャベツは牛ミンチとタマネギも混ぜているのでパンチ満点。挟んでからオーブンでもう一度焼き上げるので、パンはバリッと強度があり、ずっしりした具をしっかり支える。
オーソドックスなハンバーガーは500円。1個でかなりのボリュームなのに良心的価格。ウィンナーサンド300円、キャベツのみのキャベツサンド250円なんてのもある。駅舎内でイートインもでき、コーヒーやビールも販売している。
福岡まで行かずとも兵庫でコレが食べられるなんて…久語さんありがとう。北条鉄道は2022年に旧国鉄時代のキハ40形が運行開始したことで話題になったが、次は『今屋のハンバーガー』で再注目を浴びるに違いない。
『今屋のハンバーガー兵庫』
住所/兵庫県加西市東笠(法華口駅舎内)
※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。
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