NTTドコモは6月11日に、北海道上川町と地域創生の取り組みを開始するにあたって、「未来共創パートナーシップ」協定を締結した。

●「関係人口1億人」に挑戦
 同協定では、誰もが取りこぼされることのない官民共創パブリックを実現すべく、上川町が保有する地域アセットとNTTドコモが有する通信技術やデジタル技術などを掛け合わせることで、社会課題の解決を目指す。

 上川町は、「日本一オープンイノベーションな町」を掲げてさまざまな地域創生事業を行っており、若者の移住や町内での新規開業も増加傾向にある。観光と暮らしを掛け合わせたコンセプト「北の山岳リゾート」に基づいて、地元住民、観光客と自然が密接に関わり融合することを目指したまちづくりに取り組んでいる。
 両者は、居住地に関わらずさまざまなステークホルダーが同じ目線で対話を重ねて、協力し合いプロジェクトを推進することによって、地域の可能性や価値を更新する地域社会を構築することを目的に、同協定の締結に至った。
 同協定による取り組み内容は以下の通り。
(1)人口減少を見据えた行政トランスフォーメーションやDXの推進
(2)医療、健康、教育、子育て、防災などベーシックインフラサービスの維持
(3)観光、商工業、農林水産業など地域産業の発展
(4)スタートアップ創出などのソーシャルインパクトの推進
(5)広域での展開を含むデータ資産活用やその他広域連携の推進
(6)ダイバーシティ、サスティナブル、ウェルビーイングの推進など
 まずは同取り組みに賛同した人たちと、コミュニケーションツール「Discord」上に上川町を知ったり体験したり、まちづくりの実践的なアイデアを検討する会議を行ったりする場を設けて、まちの未来にワクワクできる取り組みを検討する。
 同協定に基づくプロジェクトの第1弾としては、「上川超ギルド(かみかわハイパーギルド)」の活動を予定している。「上川超ギルド」は、上川町を元気にしたい人や上川町が好きな人たちが、上川町への想いの大小や居住地を超えて集まるギルド(組織)であり、「人の和」をコンセプトに掲げて上川町の未来にワクワクしたいという想いを持った参加者によって、上川町が保有している魅力的な地域資源の活用アイデアを自由で公平に議論しあう。そして、ギルド内でやりたいことを決定し実行することで、地域創生に取り組み、上川町の関係人口1億人を目指すという。

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