ソニー音楽財団は11月6日に、フルート奏者である多久潤一朗さんによる「ちくわ」や「空き瓶」といった、まさかの題材を楽器にしてクラシック音楽を演奏する動画を、同法人の公式YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」にて公開した。

フルート奏者の多久潤一朗さんが
「ちくわ」でクラシック音楽を演奏
●ちくわに細工は一切なし!指のつまみ具合だけで音程を調整
 多久さんは、自由な発想で従来のクラシック音楽のイメージを一新させる、ユニークなパフォーマンスが持ち味のフルート奏者で、数々のテレビ番組や子ども向けクラシック音楽フェス「こども音楽フェスティバル」への出演などで知られる。

 今回公開された動画では、「ちくわ」を使ってハチャトゥリアンの難曲「剣の舞」を演奏しており、ちくわに細工は一切せず指のつまみ具合だけで音程を調整するという、超絶技巧を披露している。なお、演奏で使用したちくわは、その後多久さん自身がおいしくいただいたという。
空き瓶で作った「ビン・パンフルート」による
演奏動画も公開
 あわせて、11月6日がチャイコフスキーの命日であることにちなんで、チャイコフスキー作曲の「金平糖の踊り」を演奏する動画も公開された。こちらの動画では、多久さん自らが空き瓶で作ったパンフルートならぬ「ビン・パンフルート」での演奏を披露しており、多久さん率いるプロのフルート奏者たち(フルートアンサンブル マグナムトリオ)が、瓶とは思えないクオリティの高い音色を聞かせてくれる。
 ほかにも、全5種類の多久さんとのコラボレーション動画を順次公開していく予定で、ちくわや空き瓶だけでなく、コップやスプーン、野菜といったキッチンにある身近なアイテムを使用する、ユーモアと驚き満載の動画が登場する。
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