ソニーの「VLOGCAM ZV-E10」は21年9月の発売以降、好調な売れ行きが続いており、22年は年間2位、23年は年間1位を獲得していた。24年も勢いは衰えず、8月に後継の「VLOGCAM ZV-E10 II」が発売となった今でもランキングの上位に入っている。動画撮影に適した機能性や、24年時点でも平均単価が10万円を下回っており、ミラーレス一眼としては安価な部類であることなどが多くの支持を得ている要因だろう。その他、同社はTOP10内で唯一のフルサイズ機である「α7C II」など、計4製品がランクインした。
2位と3位はキヤノンの「EOS R」シリーズが獲得した。2位の「EOS R50」は23年3月発売で、3位の「EOS R10」は22年7月発売。どちらも息の長い売れ筋製品だ。2シリーズの合計シェアは18.3%と、同社全体の7割超を占めている。
メーカー別の販売台数シェアでは、ソニーが35.8%を獲得。昨年よりも1.8ポイント伸ばし、2年連続の年間首位となった。
3位にはシェアは14.5%でニコンがランクインした。
(BCN総研・筧采斗)
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