全国木材組合連合会は3月7日に、令和6年度林野庁補助事業として実施した花粉症対策木材利用促進支援事業において、施工された木造住宅の建築事例やスギ製品を使った木造住宅の取材記事や動画、木造住宅についてのよくある質問などをまとめて、「木のある暮らし・木の街づくり応援WEBマガジン LOVE KINOHEI(ラブキノヘイ)」に掲載したことを発表した。

●スギ人工林を伐採して有効利用を促進
 スギは、日本固有の種であり戦後に造林された樹種の中でもっとも多く、安定した流通量があるため日本の建築に多く使われている。
幅広い価格帯から選ぶことが可能で、柔らかく加工しやすいため木造住宅における柱、土台等、横架材、羽柄材、面材など、あらゆる部分で使用される。
 一方で、スギ花粉症は国民の約4割が罹患しているといわれ、社会的・経済的に大きな影響を与えている。林野庁では、「伐って利用」「植替え」「出させない」の3つからなる花粉発生源対策を推進することによって、春季の国民の健康で豊かな生活・経済活動を回復するよう努めており、花粉症対策木材利用促進支援事業は花粉を飛散させるスギ人工林を伐採して、有効利用を促進すべく行われる。
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