製造過程でのミスが原因で、内部のネジが脱落してボディと内蔵バッテリーの間に挟まる可能性があり、ネジが内蔵バッテリーを傷つけた場合に異常な発熱を引き起こし、PC本体の破損などにつながるおそれがある。
この問題は世界で3件報告されており、うち1件は日本国内。いずれも製品の破損にとどまり、火災や人的被害はなかった。同社は経済産業省へ自主報告を行っており、経産省からもリコール情報が発表されている。バッテリー自体の品質に起因するトラブルではないので、他機種等へ拡大するおそれはないという。
無償点検の対象となるのは当該期間に製造された同機種で、マシンタイプが「20HQ」「20HR」「20K3」「20K4」のうち、一部の製品。同社では、対象製品かどうかの判別ができるウェブサイト(https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/ht504453)を開設しており、ユーザーは製品底面などに貼付されているシリアル番号(S/N)を入力することで、自分の製品に影響がおよぶかを確認することができる。
ThinkPad X1 Carbonはレノボの複数の工場で製造されているが、レノボ・ジャパンによると今回のミスが発生したのはそのうち「一つの工場のみ」という。このため、同じ製造時期・機種であっても点検の対象となる製品と、ならない製品がある。同機種の一部はNECパーソナルコンピュータの米沢工場が生産し、「米沢生産」モデルとして販売されているが、編集部で対象時期の米沢生産モデルを確認したところ「点検対象外」と判定されており、今回の事象は米沢生産モデルには影響しないものとみられる。(BCN・日高 彰)
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